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J-GLOBAL ID:201902249868546394   整理番号:19A2291196

大規模災害時の情報サービスと個人情報提供の意思に関する研究

Internet Users’ Intention of Providing Personal Information for Receiving Information Services at the Time of Large-Scale Disasters
著者 (3件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 5-18(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U1665A  ISSN: 2434-5504  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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東日本大震災および熊本地震など過去の大規模災害において,情報通信の役割の重要性が評価されたことか ら,首都直下地震や南海トラフ地震等の大規模災害対策において,情報通信を利用した官民連携による様々な 取組みが行われている。東日本大震災後のSNS利用者の爆発的な伸びに伴い,多種多様なデータがビッグデー タとして蓄積されている現在,我が国では個人情報保護法改正によりビッグデータの利活用を促進する背景が 整った。 本研究は,大規模災害の防災・減災における「自助」の意識が高まりつつある背景において,災害時にビッ グデータを活用した民間事業者によるサービス提供の可能性と費用負担検討のための資料となることを目指し, ネットワーク利用者がサービスを享受する対価として個人情報を提供するインセンティブを計ることを目的と する。具体的には,「位置情報」「家族情報」「身体情報」「医療情報」「金融情報」のシナリオに関する社 会調査によりデータを収集し,CVMを手法とした分析を行い,大規模災害時のサービスに対する利用者の支払 意思額を推定し,金額として2,203円から3,619円が得られた。さらに,どのような利用者の属性や背景が評価 に影響を与えているかを実証的に明らかにした。その結果,「同居の子供あり」,「緊急地震速報の際即避難 する」,「ネット上のトラブル経験あり」,「個人情報利用に対する意識」,「1ヵ月に自由に使える金額」が 影響を与えていることが分かったが,予想していた過去の大震災の被災経験や災害に対する備えは,明らかな 影響は得られなかった。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然災害  ,  情報工学一般 
引用文献 (27件):
  • Ackerman, Nark S., Lorrie Cranor and Joseph\nReagle, “Privacy in E-Commerce: Examining\nUser Scenarios and Privacy”, In Proceedings of\nthe ACM Conference in Electronic Commerce,\n1999, pp.1-8
  • Chellappa, R.K. and Sin, R. G, “Personalization\nVersus Privacy: An Empirical Examination of the\nOnline consumer’s Dilemma,” Information\ntechnology and Management, Vol.6 (2-3), 2005,\npp.181-202
  • Earp, J.B., and Baumer, D. “Innovative Web Use to\nLearn about consumer Behavior and Online\nPrivacy,” Communications of the ACM, vol.46,\nNo.4, 2003, pp.81-83
  • Koguchi, Teppei and Toshiya Jitsuzumi, “The\nEconomic value of Location Data: Conditions for\nBig Data Secondary Markets”, Proceedings of the\n2014 European Regional Conference of the\nInternational Telecommunications\nSociety,International Telecommunication Society,\n2014
  • Ranghieri, Federica, and Mikio Ishiwatari, eds.\nLearning from Megadisasters: Lessons from the\nGreat East Japan Earthquake. 「大規模災害から\n学ぶ 東日本大震災からの教訓」 Washington, DC:\nWorld Bank. doi:10.1596/978-1-4648-0153-2.\nLicense: Creative Commons Attribution CC BY\n3.0 IGO,\nhttps://www.gfdrr.org/sites/default/files/publication/LearningFromMegadisasters-Japanese%20Version.pdf
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