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J-GLOBAL ID：201902250025874685   整理番号：19A1899864

地下ダムの止水壁構築時における基盤層推定手法に関する検討

Study on Estimation Method of Base Layer in Construction of Water Stop Wall for Subsurface Dam

著者 (4件)： 大村啓介 (日本大学大学院生産工学研究科 土木工学専攻) ,  渡部正 (日本大学大学院生産工学研究科 土木工学専攻) ,  松下正明 (株式会社竹中土木) ,  荻野寿一 (株式会社竹中土木)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 87  号： 1  ページ： I_131-I_141(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地下ダムの貯留性能を確保するためには, 止水壁を隙間なく構築し, 帯水層下部の基盤層(不透水層)まで確実に着底させ, 壁の止水性能を確保することが必要である.本論文では基盤層への着底を確実なものとするため, SMW工法による止水壁構築時に, 地盤改良機より得られるオーガー吊荷重と減速機の負荷電流のデータより基盤層深度を推定する手法について検討を行い, 吊荷重と負荷電流の関係性が変化することを確認した.また, 基盤層にオーガーが貫入すると削孔液の注入圧が上昇する傾向があることから, 削孔液の注入圧の変化から基盤層深度を推定する手法についても検討を行った.以上の検討から, 止水壁構築時に地盤改良機から取得するデータにより基盤層深度が推定できる可能性が示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： *地下ダム ,  *止水壁 ,  帯水層 ,  不透水層 ,  補強土工法 ,  オーガ ,  減速装置 ,  電流 ,  データ ,  地盤改良用機械 ,  地盤改良 ,  基礎
準シソーラス用語： *基盤層 ,  *推定手法

著者キーワード (14件)： 地下ダム ,  止水壁 ,  SMW ,  基盤層 ,  電流 ,  吊荷重 ,  注入圧 ,  Subsurface dam ,  Water stop wall ,  SMW ,  Base layer ,  Current ,  Suspension load ,  Injection pressure

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (10件)：

• 安部 透, 石塚与志雄, 右田 久, 上村一義, 古後英一(2000):SMW施工時の掘削音を用いた地層判別の現場試験, 土木学会第55回年次学術講演会講演概要集, III-A281.
• 相場瑞夫, 黒川睦生, 永田 聡, 細谷裕士, 吉川 満(1983):宮古島における地下ダムの水文挙動, 土と基礎, 31(3), 17-23.
• 古屋 弘, 伊藤不二夫, 串間正敏, 三田地利之(2000):オーガー掘削施工中のリアルタイム地層判定手法の開発, 土木学会論文集, 665, 19-29.
• 黒沼善博(2016):国内外における地下ダム史考, 水利科学, 60(3), 1-33.
• 桑原文夫(2017):杭の支持層到達を確保するための方策, 基礎工, 45(8), 2-7.

タイトルに関連する用語 (6件)： 地下ダム ,  止水壁 ,  構築 ,  基盤層 ,  推定 ,  手法