抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,日本自動車産業の大企業A社において,2004年に導入された人事・賃金制度の詳細と改定時の労使協議の内容,およびその後の賃金交渉の変化を考察する論文である。まず人事・賃金制度については,先行研究では十分に説明されていなかった業績評価の方式やポイントテーブルに一層立ち入りながら,その成果主義的な制度の仕組みを認識しようとする。次に,2004年改定に関する労使協議において,いかなる論点が存在し,どのように合意形成がなされたのかを探求する。さらに,新制度の導入後,A社の賃金交渉にどのような変化が見られるのかを指摘する。総じて,成果主義を明確に具体化した大企業における人事・賃金制度と労使関係を論じる作品である。(著者抄録)