抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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LED照明の急速な導入が,医療機関においても加速しつつある.一方,LED照明に搭載されたスイッチング電源から発生する電磁ノイズによる,無線通信への影響が問題となっている.本研究では,最初に直管型LED照明から発生する電磁ノイズの時間特性を把握し,統計的評価をおこなった.多くの電球型LED照明では受信帯域幅を狭くするに従って,ガウス性雑音に近づくのに対し,直管型LED照明から発生する電磁ノイズの多くは,医用テレメータの受信帯域幅と同等まで帯域制限されても,等電力のガウス性雑音とは一致せず,ガウス近似にはインパルス補正係数(ICF)による補正が必要と考えられた.次に,直管型LED照明由来の電磁ノイズによる,医用テレメータの受信機感度劣化を評価した.ガウス性雑音と比較すると,ICFの値と同等程度の差異が認められることがわかった.最後に,直管型LED照明の設置環境における電磁ノイズの空間分布を測定し,医用テレメータの正常受信に必要な受信アンテナの離隔距離を推定した.(著者抄録)