抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・アメニティの影響を考慮した近さの順位と距離の影響についての検証。
・空き家や保育所の外部性といった地理的に局所的なアメニティの影響をアクセシビリティ指標をもとに新しい近接性指標を考案。
・東京23区の公共機関(駅)と住宅家賃との関係を検証。
・結果として,「近さの順位」がアメニティの影響度合いを決定する重要な要因であると確認。
・この近接性指標を用いると,推計するパラメータの数がアメニティの数に依存しないため,多重共線性の問題を克服することが可能。
・都内23区内では,住宅家賃は概ね最寄の3~5駅に影響を受けるが,近さの順位が5番目よりも低い駅には殆ど影響なし。
・アクセシビリティ指標とその他諸々の住宅属性をヘドニックモデルに組み込み,住宅価格を推計。
・この際,アクセシビリティ指標は最少二乗法ではなく,最尤法や一般化積率法,グリッド法を使って推計。
・従来型のアクセシビリティ指標を基に,アメニティの「近さの順位」による影響を考慮した新しい近接性指標を提案。
・応用例として,東京都23区内に点在する電車/地下鉄の駅と周辺住宅の家賃との関係について分析した結果,都内の住宅家賃は住宅周辺の3~5駅との立地関係に影響を受けることを確認。