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J-GLOBAL ID：201902251563184465   整理番号：19A0973850

PGR5の弱い変異対立遺伝子におけるプロトン駆動力の発生に対する光化学系I周辺のNDH依存性環状電子輸送の寄与【JST・京大機械翻訳】

Contribution of NDH-dependent cyclic electron transport around photosystem I to the generation of proton motive force in the weak mutant allele of pgr5

著者 (3件)： Nakano Hiroshi (Department of Botany, Graduate School of Science, Kyoto University, Kyoto 606-8502, Japan) ,  Yamamoto Hiroshi (Department of Botany, Graduate School of Science, Kyoto University, Kyoto 606-8502, Japan) ,  Shikanai Toshiharu (Department of Botany, Graduate School of Science, Kyoto University, Kyoto 606-8502, Japan)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1860  号： 5  ページ： 369-374  発行年： 2019年 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 被子植物において,光化学系I(PSI)周辺の環状電子輸送(CET)は,PGR5/PGRL1蛋白質と葉緑体NDH複合体に依存して,2つの経路から成る。葉緑体NDHで欠損した単一変異体において,光合成電子輸送は低光強度でわずかに影響されたが,CET経路の両方で障害された二重変異体では光合成と植物成長は著しく影響された。疑問は,二重変異体で観察されたこの強い変異体表現型が,両CET経路における欠陥の添加効果により簡単に説明できるかどうかである。この研究では,強い変異体表現型による二次効果により生じる可能な問題を避けるため,二重変異体の背景に対しpgrr5-2の弱い変異体対立遺伝子を用いた。2つの二重変異体,crr2-2pgrr5-2およびndhs-1pgl5-2において,植物成長は影響を受けず,線形電子輸送はわずかに影響を受けた。しかしながら,NPQ誘導は,pgl5-2単一変異体よりも二重変異体においてより重度に障害された。同様の傾向がプロトン駆動力の大きさで観察された。光化学系IIパラメータのわずかな減少にもかかわらず,PSIパラメータは,NDH欠損を加えることによってさらに増強された表現型,pgrr5-2単一突然変異体において著しく影響を受けた。チトクロームb_6f複合体(PSIのドナー側調節)におけるΔpH依存性調節の欠如にもかかわらず,プラストキノンプールは,pgl5-2単一突然変異体におけるよりも二重変異体においてより減少した。この表現型は,PGR5/PGRL1とNDH依存性CETの両方が,ATP/NADPH産生比をバランスさせることによりPSIから十分な受容体を供給するのに寄与することを示唆する。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *光化学系I ,  表現型 ,  *変異 ,  葉緑体 ,  複合体 ,  ドナー ,  被子植物 ,  *対立遺伝子 ,  pH依存性 ,  植物成長 ,  受容体 ,  光合成 ,  チトクロームb
準シソーラス用語： 二重変異体 ,  *電子輸送 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 環状電子輸送 ,  δpH ,  NDH ,  PGR5 ,  光合成

分類 (1件)： 光合成  (EB10020I)

タイトルに関連する用語 (8件)： 変異 ,  対立遺伝子 ,  プロトン駆動力 ,  光化学系I ,  周辺 ,  依存性 ,  環状 ,  電子輸送