抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年MaaS(Mobility as a Service)の概念が進み,特に短距離交通において既存の公共交通手段に囚われない相乗り交通やシェアサイクル,キックスケーターといった多様化とそれを支えるITサービスによってシームレス化が進んでいる。こうした交通手段にはそれぞれ交通需要の密度・分布といった特性と,道路・地形などの地理的特性によって相対的な優位性が異なり,地域によって最適な交通手段の構成が存在する。特に,短距離交通手段の需要密度が高い都市部において,その類型を把握することは交通サービス体系の適正化が可能になると考えられる。本研究では東京・神奈川の都市部を対象に,建物の密度や建物情報に属するテナント名称を用いてビルをカテゴライズする建物指標,地域の交通利便性を評価するアクセシビリティ指標,人口・世帯構成といった居住者指標,道路・地形情報を用いた類型化を行い,グループごとの交通需要パターンと比較・分析することで,交通サービス整備方針や市街地整備の評価において有用な分類指標・手法を検討することを目的とする。(著者抄録)