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J-GLOBAL ID：201902251709022308   整理番号：19A2000684

けん化度が異なるポリビニルアルコールを用いたスライムの作成

著者 (4件)： 山本早紀 (愛知教大 教育) ,  西村侑里子 (愛知教大 教育) ,  松下光輝 (愛知教大 教育) ,  長昌史 (愛知教大 教育)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 67  号： 8  ページ： 374-377  発行年： 2019年08月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・けん化度の異なる3種類のポリビニルアルコール(PVA)を用いて,ホウ砂によって架橋したPVAゲル(スライム)を作成し,その性状(固さや流動性)を調査。
・けん化度の高いPVAを用いると,ホウ砂による架橋密度の違いやPVA分子間の水素結合形成能の違いにより,固いスライムが作成できることが判明。
・化学実験教材として使われることの多い,PVA洗濯糊から作成したスライムを,PVAの分子特性(けん化度と分子量)の観点から評価。
・愛知教育大学の教員養成課程での授業実践において,学生に3種類のスライムを作成させ,それらを触ったときの感触についてのアンケート調査を実施し,遊んで楽しいスライムとその作成に用いたPVAのけん化度には相関があることが判明。

シソーラス用語： *鹸化価 ,  *ポリビニルアルコール ,  *硼砂 ,  *ゲル ,  分子構造 ,  流動性 ,  架橋度 ,  水素結合 ,  実験 ,  キャラクタリゼーション ,  行動 ,  アンケート ,  化学教育 ,  糊剤 ,  粘度
準シソーラス用語： アンケート調査 ,  架橋構造 ,  架橋密度 ,  学生実験 ,  *鹸化度 ,  *高分子ゲル ,  授業実践 ,  分子特性

分類 (2件)： 化学教育  (CA01050M) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

引用文献 (6件)：

• 1) E. Z. Casassa, A. M. Sarquis, C. H. Van Dyke, J. Chem. Educ. 1986, 63, 57.
• 2) 戸谷義明,山名賢治,跡部昌彦,鈴木喜隆,理科が役に立つことを実感できる化学教材実験集II,愛知教育大学,2016,p. 39.
• 3) I. Sakurada, in Polyvinyl Alcohol Fibers, Marcel Dekker, New York, 1985, Chap. 3.
• 4) M. Watase, K. Nishinari, Makromol. Chem. 1989, 190, 155.
• 5) 松本昌一,大柳康治,高分子化学 1960,17,191.

タイトルに関連する用語 (3件)： けん化度 ,  ポリビニルアルコール ,  スライム