抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,PCの盗難,紛失やマルウェアなどによる情報漏洩が社会問題となっており,シンクライアントを携行しネットワークを介して組織内の仮想デスクトップにアクセスするVDIシステムを採用する組織が増えつつある.一方でSaaSなどのクラウドサービスの普及によりこれまで組織内にあった各種サーバやサービスをクラウドへアウトソースすることがトレンドになりつつある.こうした状況では,VDIサーバをオンプレミス又は特定のクラウドで提供した場合,ファイルやメールを提供するサーバとVDIサーバとの距離が離れる場合かえって操作感が低下する可能性がある.そこで本稿では,データに近いクラウド上でアプリケーションを動作させ,エッジクラウドに,これらを集約して画面表示するVDI Proxyを配備することで,通信特性や品質の影響を低減する方式を提案する.そして,提案方式の評価を行った結果,既存VDIシステムに比べ提案方式が有効である見通しを得た.(著者抄録)