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J-GLOBAL ID:201902251926725415   整理番号:19A0615279

高炉スラグ高含有セメント中の少量成分がコンクリートの熱的および機械的性質に及ぼす影響に関する研究

Study on the Influence of Minor Constituents in Blast Furnace Slag Rich Cement on the Thermal and Mechanical Properties of Concrete
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 46-61(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0424A  ISSN: 1347-3913  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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現在まで,高炉スラグが多いセメントで作られたコンクリートに用いられる結合材中の少量成分であるSO3と炭酸カルシウムがコンクリートの熱的および機械的性質に与える影響は明確には知られておらず,また,熱亀裂の制御に最も効果的な最適混合比も同様に不明であった。本研究では,コンクリートの温度および亀裂抵抗特性に及ぼすこれら少量成分の影響を評価するために,簡易断熱温度上昇試験および熱応力試験機(TSTM)による試験を実施した。簡易断熱温度上昇試験は,検討中の少量成分の主に熱特性を評価し,一方,実構造の部材内部の挙動を模擬できる試験装置であるTSTMを用いた試験では,クリープ特性や亀裂抵抗性などの機械的性質を検討した。さらに,簡易断熱温度上昇試験とTSTMを用いた試験の結果を用いて,壁構造での熱応力解析を行い,亀裂抵抗性に及ぼす少量成分の影響を明らかにした。その結果,本研究の検討範囲内で,SO3の添加に伴うエトリンガイトとモノサルフェートの形成は断熱温度上昇特性と見掛けの機械的性質に影響すること,そして,炭酸カルシウムの添加は熱特性にわずかな影響しか及ぼさないことを見出した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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モルタル,コンクリート  ,  建築物の維持・管理  ,  その他の石材 
引用文献 (18件):
  • 1) Arai, J., Ishizeki, K., Kanda, T., Kojima, M. and Mizobuchi, T., (2016). “Study on resistant properties for cracking caused by shrinkage with volume change of concrete using high volume blast furnace slag cement.” In: Fourth International Conference on Sustainable Construction Materials and Technologies SCMT4.
  • 2) Inaba, Y., Kanda, T. Yoda, K., Momose, H., Ishizeki, H., Tsuji, D., Kojima, M. and Kuroda, M., (2013). “Resistance performance against cracking of concrete containing high amount blast furnace slag for massive concrete.” In: Summaries of technical papers of annual meeting (Hokkaido), Architectural Institute of Japan, A1, 9. (in Japanese)
  • 3) JCA, (2001). “Report of committee on limestone filler.” Japan Cement Association. (in Japanese)
  • 4) JCI, (2016). “Guidelines for control of cracking of mass concrete 2016.” Japan Concrete Institute.
  • 5) Kanda, T., Inaba, Y., Ishizeki, K. and Kojima, M., (2014). “Basic study on thermal crack resistance of concrete using cement with high amount of blast furnace slag”, Proceedings of the Japan Concrete Institute, 36(1), 1720-1725. (in Japanese)
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