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J-GLOBAL ID：201902252022020636   整理番号：19A2170513

水平リサイクルに向けた可搬型蛍光X線分析装置を用いるアルミニウム合金の現場分析と合金種同定

On-site Analysis and Identification of Aluminum Alloys with a Handheld X-ray Fluorescence Spectrometer for Closed-loop Recycling

著者 (1件)： 上本道久 (明星大学理工学部総合理工学科環境科学系)
資料名： 分析化学
巻： 68  号： 7  ページ： 457-464(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウムの水平リサイクルに向けて,可搬型(ハンドヘルド型)蛍光X線分析装置によるアルミニウム展伸材合金の分析及び合金種識別について検討した.まずアルミニウム合金の標準物質を用いて装置の能力を評価して,分析値の信頼性向上に向けた装置仕様のアップデートを実施した.次にアルミサッシスクラップを用いて,混在する合金種の相互識別が可能か検討した.更にリサイクル企業のスクラップヤードに出向いて,雑多な展伸材スクラップの識別に本法がどの程度有効か検証した.純アルミニウムに近い組成の合金では誤識別が時折生じたものの,本研究で用いたHXRFはアルミニウム展伸材合金の相互識別に有用であり,現場で使用するためのロバストネスも備えており実際のスクラップに適用可能であることが分かった.今後,試料の不整形状や表面状態ごとの細かな測定条件を検討して識別効率を向上させることにより,破砕やソーティングを伴わない新しいリサイクリングプロセスを提案することが期待できる.(著者抄録)

シソーラス用語： *分析機器 ,  *蛍光X線分析 ,  *アルミニウム合金 ,  *計測 ,  現場試験 ,  資源再生 ,  金属材料 ,  標準物質 ,  *同定 ,  開発 ,  閉ループ系 ,  サッシ ,  スクラップ ,  アルミサッシ ,  装置開発 ,  展伸材 ,  *現場測定 ,  *携帯型蛍光X線分析器
準シソーラス用語： *その場測定 ,  *携帯型蛍光X線分析装置

著者キーワード (5件)： aluminum alloy ,  scrap ,  closed loop recycling ,  handheld XRF ,  identification

分類 (2件)： 分析機器  (CC02020S) ,  金属,合金の物理分析  (CC03040V)

引用文献 (14件)：

• 1) JIS H 4000,アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条 (2014).
• 2) JIS H 2211,鋳物用アルミニウム合金地金 (2010).
• 3) JIS H 2118,ダイカスト用アルミニウム合金地金 (2006).
• 4) ISO 6362-7, Wrought aluminium and aluminium alloys - Extruded rods/bars, tubes, and profiles - part 7: Chemical composition (2012).
• 5) ASTM B209M-14, Standard Specification for Aluminum and Aluminum-Alloy Sheet and Plate (Metric) (2014).

タイトルに関連する用語 (8件)： リサイクル ,  可搬型 ,  蛍光X線分析装置 ,  アルミニウム合金 ,  現場 ,  分析 ,  合金 ,  種同定