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J-GLOBAL ID：201902252135737015   整理番号：19A2712931

ムライト合成におけるメカノケミカル効果の定量評価

Quantitative Evaluation of Mechanochemical Effects in Mullite Synthesis

著者 (3件)： 二階堂満 (一関工業高等専門学校) ,  阿部賢太郎 (一関工業高等専門学校) ,  福村卓也 (一関工業高等専門学校)
資料名： 粉体工学会誌  (Journal of the Society of Powder Technology, Japan)
巻： 56  号： 9  ページ： 512-518(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： S0129A  ISSN： 0386-6157  CODEN： FKKADA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2種類の粉末混合物,非晶質シリカ-ギブサイト[Al(OH)_3-SiO_2]および非晶質シリカ-アルミナ(Al_2O_3-SiO_2)を,乾燥および湿潤(水)条件下で遊星ボールミルを用いて粉砕し,焼結粉末中のムライト(3Al_2O_3 2SiO_2)の形成に及ぼす機械的現象を研究した。乾式粉砕は,水湿式粉砕と比較して,XRDパターンおよび浸漬熱データにより,著しいメカノケミカル効果を示し,一方,水湿式粉砕は,よく分散し,そして,より低いサイズの粉末を調製することを可能にした。焼結後のムライト相形成の程度は原料の粉砕混合物の非晶質性に依存した。乾式と湿式粉砕の長所を適切に考慮すると,90min間の乾式粉砕とそれに続く30min間の湿式粉砕が,120minの乾式と湿式粉砕の両方を通して調製した粉末よりも焼結後のムライト相形成のより高い程度をもたらした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ムライト ,  *メカノ化学 ,  ボールミル ,  非晶質 ,  微粉砕 ,  乾式法 ,  湿式法 ,  焼結体 ,  プロセスパラメータ ,  収率 ,  物

著者キーワード (10件)： 機械的効果 ,  研削 ,  遊星ボールミル ,  浸漬熱 ,  ムライト ,  機械的効果 ,  研削 ,  遊星ボールミル ,  浸漬熱 ,  ムライト

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  固体の製造・処理一般  (XD03021O)

引用文献 (15件)：

• [1] H. Takahashi, K. Tsutsumi, Structural distortion and reactivity of powder crystal, Ceramics 2 (1967) 99-108.
• [2] M. Nikaido, S. Sano, F. Saito, Effects of grinding condition on synthesis of forsterite, J. Soc. Powder Technol., Japan 37 (2000) 176-182.
• [3] T. Yokoyama, T. Kubota, G. Jimbo, The limit of grinding of alumina powder in water by a planetary ball mill, J. Soc. Powder Technol., Japan 29 (1992) 102-109.
• [4] D. Lewis, M. W. Lindley, X-ray line broadening study of the introduction and removal of strain in some refractory oxides, J. Am. Ceram. Soc. 47 (1964) 652-653.
• [5] Y. Kanno, Y. Kuwahara, S. Fujiwara, Properties of activated-Si₃N₄ powders, J. Cram. Association, Japan 92 (1984) 617-621.

タイトルに関連する用語 (2件)： ムライト ,  定量評価