抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・1970 年代末までに,生産と消費が社会主義計画経済体制の枠内に組み込まれ,商業資本不在の「社会主義流通システム」が支え続けた中国経済における流通業の改革開放の歩みについて紹介。
・流通業の改革開放の歩みを,1)硬直的な計画配給体制の打破から始まった経済改革の段階(1978~1991年),2)社会主義市場経済への転換(1992~2000年),3)WTO(世界貿易機構)加盟後(2001~),に区分して解説。
・1990 年代以降の中国では,市場経済下の流通システムが整備されつつあったが,大量生産・大量消費の状況に適応する流通システムの一層の近代化が重要な課題となったことを指摘。
・電子商取引の発展を,1)萌芽期(1994~1997 年),2)電子商取引の導入期(1998~2000 年),3)電子商取引の転換期(2001~2016 年),に区分して述べ,中国の電子商取引の発展事例として,1)浙江省寧波市のケース,2)オンライン大手主導の小売業界再編と「新小売」,について紹介。
・進化する中国の流通戦略について,「Revolution in everyday goods by internet(インターネットによる日常の暮らしの革命)」の機運に言及。