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J-GLOBAL ID：201902252543116271   整理番号：19A0164088

電気化学的泳動を用いた電極上のハイブリッドCu-Cu₂Oナノ構造の改良された作製法

Enhanced fabrication of hybrid Cu-Cu₂O nanostructures on electrodes using electrochemical migration

著者 (4件)： FUKAYA Shintaro (Department of Finemechanics, Tohoku University) ,  AOKI Toshinori (Department of Finemechanics, Tohoku University) ,  KIMURA Yasuhiro (Department of Finemechanics, Tohoku University) ,  SAKA Masumi (Department of Finemechanics, Tohoku University)
資料名： Mechanical Engineering Letters (Web)  (Mechanical Engineering Letters (Web))
巻： 4  ページ： 17-00604(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0666A  ISSN： 2189-5236  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cu,Cu₂及びCuOのナノ構造は特有の物理的性質を有しており,リチウムイオン電池,太陽電池及びガスセンサーといった様々な分野で用いられている。最近,ナノ構造の作製には,それぞれの応用に対して様々な技術が研究されてきた。電気化学的泳動(ECM)は,高湿度及び高温の条件下でプリント回路基板上での抵抗劣化を引き起こすことが報告されてきた。ECMを抑えるための以前の研究では,溶出したCuイオンはデンドライトとして成長することが明らかとなった。相当な数の研究においてECMの抑制が調べられてきたが,ECMの有効活用について広範囲には研究されてこなかった。ECMは低コストでエネルギー消費の少ない作製技術であり,かつ反応には直流電圧と水のみを要し,どんな金属塩や水酸化物もなしに可能であることから,ECMの活用は,興味が増しているテーマとなった。ECMを用いてハイブリッドCu-Cu₂Oナノ構造を作製するためのいくつかの試みがなされた。しかし,電極間でのデンドライトの成長はデンドライト間で短絡回路が形成され,停止することが報告された。そこで適切な作製法はまだ達成されていない。本研究ではECMを用いてハイブリッドCu-Cu₂Oナノ構造の作製を改良することを目的とした。本研究において,著者らはデンドライト成長のパスの長さを変更し,結果の評価を通して作製プロセスを改良した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ナノ材料 ,  銅 ,  酸化銅 ,  *材料 ,  *電気泳動 ,  樹枝状結晶 ,  生産技術 ,  技術開発 ,  *ハイブリッド材料
準シソーラス用語： デンドライト ,  *ナノ構造材料 ,  作製技術 ,  *電気泳動法

著者キーワード (5件)： 電気化学的マイグレーション ,  ナノ構造 ,  性能評価 ,  電極形状 ,  製造

分類 (2件)： 固体デバイス製造技術一般  (NC03030V) ,  電解装置  (XE02030E)

引用文献 (23件)：

• Anandan, S., Wen, X. and Yang, S., Room temperature growth of CuO nanorod arrays on copper and their application as a cathode in dye-sensitized solar cells, Materials Chemistry and Physics, Vol.93, No.1 (2005), pp.35-40.
• Aoki, T., Li, Y. and Saka, M., A proposal of fabrication method for Cu oxide micro-structure using ion migration, Proceedings of the 2016 Annual Meeting of JSME Tohoku Regional Student Division (2016), pp.22-23 (in Japanese).
• Dahrul, M., Alatas, H. and Irzaman, Preparation and optical properties study of CuO thin film as applied solar cell on LAPAN-IPB Satellite, Procedia Environmental Sciences, Vol.33 (2016), pp.661-667.
• Fujishiro, T., Okamoto, K., Yamano, Y., Tsukui, T. and Yoda, S., in The evaluation and experiment of print-circuit-boards: Ion migration phenomenon and the countermeasure (The Institute of Electrical Engineers of Japan ed.) (2007), pp.17-30, Ohmsha Ltd., Tokyo (in Japanese).
• Fukaya, S., Aoki, T. and Saka, M., Controlling ionic migration for fabrication of dendrite structures, Proceedings of the 2017 Annual Meeting of JSME Tohoku Regional Student Division (2017), pp.34-35 (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (5件)： 電気化学 ,  Cu ,  Cu2O ,  ナノ構造 ,  作製法