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J-GLOBAL ID:201902252680669237   整理番号:19A0953803

透過配置における反強磁性的磁気交換結合Co/Ru多層膜の近赤外磁気屈折効果

Near-Infrared Magneto-Refractive Effect for Antiferro-Magnetically Exchange Coupled Co/Ru Multilayer Film in Transmission Configuration
著者 (5件):
資料名:
巻: 43  号:ページ: 25-28(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0776A  ISSN: 1882-2932  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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近赤外(IR)領域における磁気屈折効果を,反強磁性結合Co/Ru多層膜に対する透過配置(T-MRE)を用いて調べた。スピン依存性散乱を考慮した拡張Drudeモデルに基づく誘電関数解析を適用して,(1)[Co(4nm)/Ru(0.7nm)]10多層膜は,それぞれH=14kOeから0Oeで反平行磁化状態に平行し,(2)Hに対するT-MRE曲線は近赤外領域で最大値を,中間波長IR領域で最小値をとることが分かった。(3)T-MREの大きさと波長依存性は,ωp=1.5×1016SAL=0.66,βSAL=0.125の拡張Drudeモデルを用いることにより良く適合し,τSALとβSALは自己平均緩和時間とスピン非対称性であり,ωpは伝導電子のプラズマ角周波数であった。(4)拡張Drudeモデルに基づく計算によると,ΔT/TのT-MREは約700nmで0.3%の最大値を示し,より長い波長領域では約3μmで-1.3%の値で飽和した特徴を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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電気光学効果,磁気光学効果 
引用文献 (9件):
  • 1) J. C. Jacquet and T. Valet, Mater. Res. Soc., 384, 477 (2015).
  • 2) V. G. Kravets, D. Bozec, J.A. Matthew, S. M. Thompson, H. Menard, A. B. Horn, and A. F. Kravets, Phys. Rev. B, 65, 054415 (2002).
  • 3) A. B. Granovskii, M. V. Kuz’michev, and J. P. Clerc, J. Exp. Theor. Phys., 89, 955 (1999).
  • 4) M. Vopsaroiu, J. A. D. Matthew, and S. M. Thompson, Rev. Sci. Instrum., 75, 3127 (2004).
  • 5) Jian-Qing Wang, Malak T.Sidney, Jared D. Rokitowski, Nam H. Kim, and Keqiang Wang, J. Appl. Phys., 103, 07F316 (2008).
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