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J-GLOBAL ID：201902252938584232   整理番号：19A0185484

鳥取県八頭町明辺で深海生貝化石の追加発見

著者 (2件)： 市谷年弘 ,  山名巌
資料名： 鳥取地学会誌
号： 16  ページ： 33-35  発行年： 2012年05月20日 
JST資料番号： L7519A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・八頭町明辺地区で採取された2個の貝の印象化石の調査。
・明辺地区は中新統鳥取層群普含寺泥岩層の分布域で,産出化石群による深海域を強調。
・泥岩層は砂岩層を挟在し,ここからは浅海生貝類が産出,タービタイト堆積を示唆。
・共にアクキガイ科に属すと推定されるが,ひとつは殻の後背部の印象化石で,既報告を参考にすると深海生貝化石の1種,パゴダ属フジイツノオリイレガイに酷似。
・他は,殻口部がなく螺塔のみの特徴からツブリボラ属オガサワラツブリボラと推定。
・印象化石でしかも1個ずつなので,属・種の同定は未確定。

シソーラス用語： 鳥取県 ,  *海洋生物 ,  海洋動物 ,  *動物化石 ,  *貝殻 ,  中新世 ,  地層 ,  岩相層序 ,  泥岩 ,  深海 ,  砂岩 ,  浅水域 ,  混濁流 ,  生息場所
準シソーラス用語： *貝化石 ,  深海生物 ,  層群

分類 (1件)： 新生代  (DE03040C)

引用文献 (7件)：

• 赤木三郎・中島裕子・能登美音(1992)鳥取層群泥質岩相の堆積環境-普含寺泥岩層の層相変化について-.地質学論集,37,189-199.
• AMANO, K., HAMURO, T. and HAMURO, M. (2004) Latest early-earliest middle Miocene deep-sea molluscs in the Japan Sea borderland-the warm-water Higashibessho fauna in Toyama Prefecture, centrral Japann. Paleontological Research, 8 (1), 29-42.
• 波部忠重・奥谷喬司(1985)世界海産貝類大図鑑.平凡社,東京.
• MASUDA, K. and NODA, H. (1976) Check List and Bibliography of the Tertiary and Quaternary Mollusca of Japan, 1950-1974. Saito Ho-onkai, Sendai, Japan.
• 松本俊雄(1986)鳥取市南東方地域の中新統の層序.地質学雑誌,92,269-287.

タイトルに関連する用語 (4件)： 鳥取 ,  深海 ,  貝化石 ,  発見