抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】単球マクロファージTHP-1由来マクロファージの血球凝集素様酸化低密度リポ蛋白質受容体-1(LOX-1)によって媒介される酸化低密度リポ蛋白質(ox-LDL)の取り込みに及ぼすプレ蛋白質インベルターゼ(PCSK9)の影響と機構を研究する。【方法】THP-1単球の48時間培養後,ヒト組換えPCSK9蛋白質を1時間前処理し,ox-LDLと24時間インキュベートした。対照群(泡沫細胞)と種々の濃度のヒト組換えPCSK9蛋白質の細胞内脂質蓄積をオイルレッドO染色で観察し,細胞内コレステロール濃度を酵素法で測定した。LOX-1mRNAと蛋白質発現は,リアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)とウエスタンブロット法によって検出した。対照群(マクロファージ),PCSK9蛋白質単独培養群,PCSK9タンパク質と抗LOX-1抗体,IgG抗体共インキュベーション群のDil標識酸化低密度リポタンパク質(Dil-ox-LDL)の摂取状況を観察した。Toll様受容体4(TLR4),核因子κB(NF-κB)およびシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)のmRNAおよび蛋白質発現を,対照群(泡沫細胞)およびPCSK9蛋白質群で検出した。PCSK9蛋白質とTLR4阻害剤(TAK-242)との共培養群のNF-κBmRNAと蛋白質発現は,NF-κB阻害剤(PDTC)と共培養したCOX-2のmRNAと蛋白質発現に影響を及ぼした。COX-2阻害剤(NS-398)または還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)酸化酵素阻害剤(DPI)と共同培養グループの活性酸素種(ROS)生成への影響。対照群(PCSK9蛋白質前処理泡沫細胞)とPCSK9タンパク質はそれぞれTAK-242、PDTC、NS-398、DPIと共同培養群のLOX-1mRNAとタンパク発現を測定した。結果:(1)PCSK9群の細胞内脂肪滴の総合光密度、総コレステロール、コレステロールエステルとコレステロールエステル/総コレステロール比はいずれも対照群より高く(P<0.05)、PCSK9群のLOX-1mRNAとタンパク発現はいずれも対照群より高かった(P<0.05)。(2)PCSK9群とPCSK9+IgG抗体群のマクロファージDil-ox-LDL蛍光強度は対照群より高く(P<0.05)、PCSK9+抗LOX-1抗体群の蛍光強度はPCSK9群とPCSK9+IgG抗体群より低かった(P<0.01)。05)。(3)PCSK9群におけるTLR4,NF-κB,COX-2mRNAおよび蛋白質発現は,PCSK9+TAK-242群におけるTLR4,NF-κBおよびPCSK9+PDTC群におけるそれらより高かった(P<0.05)。COX-2mRNAと蛋白質発現は,PCSK9群より低かった(P<0.05)。PCSK9群のROSレベルは対照群より高く(P<0.05),PCSK9+NS-398とPCSK9+DP1群のROSレベルはPCSK9群より低かった(P<0.05)。(4)TAK-242、PDTC、NS-398、DPIはそれぞれPCSK9タンパク質との共同培養群のLOX-1mRNAとタンパク発現はいずれもPCSK9蛋白単独培養群より低かった(P<0.05)。結論PCSK9はTHP-1由来マクロファージTLR4/NF-κB/COX-2/ROS経路を介してLOX-1媒介ox-LDL取り込みを調節する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】