抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:2型糖尿病患者のホモシステイン(homocysteine,Hcy)レベルと腎臓、心血管機能損傷との関連性を検討する。方法:2014年1月から2016年1月まで、周口市人民病院に入院した2型糖尿病120例を収集し、患者の血中ホモシステインレベルに基づき、患者を研究群(Hcy≧10μmol/L)と対照群(Hcy<10μmol/L)に分けた。頚動脈内膜中膜の厚み(cIMT),動脈硬化指数,冠動脈心疾患指数,糸球体濾過率,空腹時血糖値,および空腹時血糖値を,2群間で比較した。インシュリン抵抗性指数(HOMA-IR)とインシュリン機能指数(HOMA-β)を測定した。【結果】対照群と比べて,HOMA-IRレベルは,有意に増加した[(7.48±2.52)対(6.81±2.53),P=0.000]。HOMA-βレベルは,有意に減少した[(67.83±9.29)対(78.62±11.53),P=0.000]。2群間の空腹時血糖値に有意差はなかった[(11.81±5.48)mmol/L対(11.40±5.93)mmol/L,P=0.7530]。【結果】対照群に比して,cIMTのレベルが有意に高かった[(1.31±0.21)mm対(1.12±0.18)mm,P=0.000]。動脈硬化指数は,有意に増加した[(3.93±2.21)対(2.74±1.83),P=0.000]。冠動脈疾患指数は,有意に上昇した[(2.39±0.65)対(1.92±0.58),P=0.002]。糸球体濾過は,明らかに減少した[(110.48±15.96)mL/min対(120.82±18.92)mL/min,P=0.000]。24時間尿微量蛋白尿は有意に増加した[(23.58±8.38)mg/24h対(17.48±7.92)mg/24h,P=0.000]。Pearson線形相関分析により、Hcyが2型糖尿病患者のcIMT、動脈硬化指数、冠動脈心疾患指数と24時間尿微量蛋白尿などと顕著な正相関を示し、糸球体濾過率と負の相関を示した(P<0.01)。結論:ホモシステインレベルの上昇は2型糖尿病患者の腎臓と心血管機能損傷の危険因子である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】