抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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二次元レーザ加工機は,任意軌跡の切断が可能な工作機械として,現在では多くの産業分野で単品試作から大量生産まで適用されている。レーザ加工機に使用している発振器は,省エネルギーや生産性向上の観点から,炭酸ガス(CO
2)レーザからファイバレーザへ急速に置き換わっており,更なる生産性向上とランニングコスト低減が求められている。この市場要求に対し,高次元な自動化ソリューションを提供するファイバレーザ加工機として,1)高い加工安定性と信頼性,2)高速加工・低ランニングコスト,3)完全自動化・省人化をコンセプトにした新型二次元ファイバレーザ加工機“GX-Fシリーズ”を開発した。1)の“高い加工安定性と信頼性”を実現するため,加工中の音と光,また加工ノズルをモニタすることで加工不良が発生した場合に加工条件の自動調整や加工ノズルの自動交換を実施する機能を開発した。2)の“高速加工・低ランニングコスト”は加工機駆動部の軽量化と高剛性化によってXY軸の送り速度は従来機比1.2倍,加速度を1.3倍に向上させ,高速高精度加工を実現した。さらに独自の加工ガス流制御によって加工ガスの消費量をCO
2レーザ加工機比で最大90%削減した。3)の“完全自動化・省人化”については手間のかかる切断後部品の取り出しや集積仕分けなどの段取り作業を自動化するシステムを搭載した。(著者抄録)