抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・1)漁業指導調査船「岩手丸」により平成29年に定線海洋観測を月1回実施,岩手県海域の水温分布の状況について取りまとめ。
・2)上記の定線海洋観測資料を用いて本県海域における水塊分布とツノナシオキアミ漁獲量の関係について,漁況の指標値「達成率」と水塊の判別,岩手県海域における100m深水温偏差,水塊変動と漁況の関係について検討・考察。
・3)岩手県海域における水塊分布と,定置網におけるサバ類のCPUEとの関係から,サバ類が沿岸域に来遊する条件について考察の結果,マサバは「親潮系冷水」が弱勢となり,「黒潮系暖水」が優勢となる年に来遊量が増加し,ゴマサバは「高温型津軽暖流水」が優勢となる年に来遊量が増加することが判明,また月ごとのCPUEと水塊分布の推移より,ゴマサバは「低温型津軽暖流水」が「高温型津軽暖流水」に切り替わり沿岸水温が上昇する7月以降に本県の低値網に入網すると思考。
・ワカメ養殖情報として,秋季における硝酸・亜硝酸態窒素(栄養塩)が20μg/L以上となる日の確率と,気温を考慮した8ケースで春季における栄養塩の減少時期を情報発信。