抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,レジリエンスエンジニアリングに基づく新しい安全性評価が提案されている。レジリエンスエンジニアリングでは,事故の原因は非線形効果による機能共鳴であると考えられている。この機能共鳴は,複数の機能変動の意図しない組み合わせから出現する検出可能な現象であると考えられており,複数の機能の組合せは,FRAM(Functional Resonance Analysis Method)を用いて記述することができる。しかしながら,この機能共鳴を予測することは通常は困難である。本研究ではFRAMをベイジアンネットワークで記述することを提案する。本研究では,機能共鳴はベイジアンネットワークにおける同時確率によって定義できると仮定する。それによって,機能共鳴を確率的に予測することが可能となる。また,提案モデルはリスク評価やリスク管理に有効なモデルであると考える。(著者抄録)