I/Oが集中している時のI/Oアクセスを改善するためのキャッシュ駆動と多層SSDで構成したハイブリッドストレージシステム

OE Kazuichi; NANRI Takeshi; OKAMURA Koji

文献

J-GLOBAL ID：201902255346095441 整理番号：19A2479779

I/Oが集中している時のI/Oアクセスを改善するためのキャッシュ駆動と多層SSDで構成したハイブリッドストレージシステム

Hybrid Storage System Consisting of Cache Drive and Multi-Tier SSD for Improved IO Access when IO is Concentrated

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資料名：
巻： E102.D 号： 9 ページ： 1715-1730(J-STAGE) 発行年： 2019年
JST資料番号： U0469A ISSN： 1745-1361 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

これまでの研究では,ワークロードが多くの入出力(I/O)集中を含むことが多いと判断した。このような集中はI/Oアクセスの集約であった。それらはストレージ量の狭い領域に現れ,最大1時間まで継続した。これらの狭い領域は論理ユニット数の容量のわずかな割合を占め,ほとんどのI/Oアクセスを含み,予測不可能な論理ブロックアドレスに現れた。ページレベルの規則性に焦点を当てて,これらのワークロードを検討し,それらが少数の規則性しか含んでいないことを見出した。これは,キャッシュマイグレーションアルゴリズムがページレベルの規則性を使用するため,単純なキャッシングでは,これらのワークロードのための応答時間を十分に減らすことができないことを意味した。著者らは,以前に,SSDとHDDで構成したオンザフライ自動ストレージ階層化(OTF-AST)システムを開発した。マイグレーションアルゴリズムは,適度に長い期間のIO集中を同定し,それらをHDDからSSDまで移動させた。このことは,ワークロードがそのような集中を含まない場合には,応答時間の減少はほとんどないことを意味した。著者らはこれまでに,SSDとHDDを用いたキャッシュ駆動と,キャッシングを用いたOTF-ASTと呼ぶOTFASTを使用した多層SSDで構成したハイブリッドストレージシステムを開発した。OTF-AST方式は,適度に長い期間のI/O集中を生成するI/Oアクセスを扱う一方,キャッシング方式は残りのI/Oアクセスを扱った。実験により,著者らのシステムのための平均応答時間が,Microsoft Research CambridgeワークロードでのFacebook FlashCacheの45%であることを示した。(翻訳著者抄録)

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著者キーワード (4件)： , , ,

入出力インタフェイス , 記憶装置

引用文献 (30件)：

[1] “Fusion IO Directcache.” http://www.fusionio.com/data-sheets/directcache/
[2] “EMC White Paper, EMC FAST VP for Unified Storage Systems A Detailed Review,” March 2011.
[3] “IBM Easy Tier.” http://www-03.ibm.com/systems/data/flash/hk/storwize/challenges/riddle/IT_Riddle1.pdf
[4] “FUJITSU Automated Storage Tiering.” http://storage-system.fujitsu.com/jp/products/diskarray/feature/i03/
[5] “Hybrid Storage Arrays.” https://www.infortrend.com/us/products/hybrid-storage-arrays

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