抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非ステロイド系抗炎症薬は,月経困難として知られている痛みのある期間を治療するために一般的に使用されている。しかし,女性のサブセットはこの治療から利益を得ない。月経困難症における治療抵抗性の薬理学的基礎は特性化されていないので,ナプロキセン代謝の測定と自己報告月経痛緩和の間の関係を評価した。一方,月経異常参加者(n=24)および健常対照者(n=11)は,0~100視覚アナログスケール(VAS)を含む月経痛を評価する質問票を回答した。参加者はまた,手のスクイーズ球パラダイムを用いて,10分間のリアルタイムにおいて,それらの不快感を,crampingイベントによって段階的に等級付けした。ベースライン評価の後,参加者はナプロキセンを受けた。90分後に,参加者はそれらの疼痛緩和を報告し,球-スクイーズパラダイムを繰り返した。また,摂取後90分の血液からナプロキセンとその代謝産物O-デスメチルナプロキセンの血清中濃度を定量した。血清ナプロキセンおよびO-デスメチルナプロキセン濃度は,一連の基準(R2>0.98)にわたって確実に測定された。月経困難な参加者は,重度の月経痛(71±4,VAS)を有し,最後の3か月にわたり仕事または学校の3.5±1日を過ごした。ナプロキセン投与前後のVASのパーセント変化として報告されているナプロキセン有効性は,月経困難参加者を横断して変化した:8名の参加者は≧50%減少し,6名の報告された疼痛は20~50%,4名は0~20%の間で減少し,6名は変化または悪化した痛みを報告しなかった。報告されたナプロキセン有効性は血清ナプロキセン濃度と負の相関を示した(r=-0.49,p=0.019)。同様に,増加したO-デスメチルナプロキセン濃度は,より大きなナプロキセン有効性(r=-0.45,p=0.032)と関連した。しかし,月経異常参加者は異常な代謝プロファイルを示さなかった。血清ナプロキセンまたはO-デスメチルナプロキセン濃度は健常対照者と月経困難者間で差がなかった(それぞれp=0.59とp=0.92)。全体として,ナプロキセンとその代謝産物の低い血清中濃度は,最小の月経痛緩和と関連していたが,ナプロキセン吸収を示唆したが,NSAID耐性月経困難症の女性では,代謝は変化しない可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】