抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・本稿では,都市の自然再生のコンセプトと技術,社会における枠組みの特徴について論じ,これからの方向を考察。
・大阪万博跡地に整備された万博公園は「自立した森」をめざし,その後の団地や道路開発で発生する造成地緑化の課題対応先進地となったことを概説。
・巨樹が林立し,アオバズクが営巣する下鴨神社糺の森(京都市)は,都市の自然として極めて重要であり,自然的攪乱や人の利用と再生などのマネジメントの結果でもあることを紹介。
・京都市中心部に確保されたまとまった緑地が梅小路公園であり,その一角にビオトープ「いのちの森」が復元され,立地に配慮した種の導入と管理で地域の絶滅危惧種のレフュージア機能を発揮させる取り組みを継続。
・都市化が絶滅の危機に追いやった植物の生息環境は,水辺が最も深刻で,ついで草地であることを考慮すれば,今後の自然再生の方向は森よりも氾濫原の再生が重要であることを指摘。