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J-GLOBAL ID:201902256376386034   整理番号:19A0931919

架橋キトサンビーズによるクロム(VI)イオンの吸着除去と動力学的解析

Adsorptive removal of Cr(VI) ions by chemically crosslinked chitosan beads and kinetic analysis
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 4-15  発行年: 2019年04月01日 
JST資料番号: L2321A  ISSN: 1340-9778  CODEN: KKKEFB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では異なる条件で作製した架橋キトサンビーズによる六価クロム(Cr(VI))イオンの吸着除去特性を評価し,吸着挙動を動力学的に解析した.さらに架橋キトサンビーズを充填したカラムによる流通式でのCr(VI)イオンの除去を行った.異なる濃度のキトサン溶液をトリポリリン酸溶液中に滴下することでキトサンビーズを作製し,さらにグルタールアルデヒド(GA)で化学架橋することで不溶化させた.架橋キトサンビーズへのCr(VI)イオン吸着量は初期pH3.0で最大となり,温度の上昇に対して緩やかに増加した.また,Cr(VI)イオン吸着量はキトサンビーズ作製時のアミノ基濃度の増加に対して増加したが,架橋時のGA濃度や反応温度を高くするまたは反応時間を長くすると,架橋反応が進行するため,含水率だけでなく吸着量も低下した.Cr(VI)イオンの吸着挙動は擬二次反応速度式に従い,さらにLangmuir吸着等温式が成立したことから,Cr(VI)イオンの吸着は主にプロトン化したアミノ基とHCrO4-イオン間での静電相互作用によって1:1で進行すると考えられる.また,架橋キトサンビーズをカラムに充填してK2Cr2O7溶液を流通させると,架橋キトサンビーズ量が多いほど溶出液のCr(VI)イオン濃度が低下した.上述した結果は本研究で作製した架橋キトサンビーズを用いて効果的に水媒体中からCr(VI)イオンを吸着除去できることを示す.(著者抄録)
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分類 (2件):
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高分子の物性一般  ,  その他の分離法 
引用文献 (57件):

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