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J-GLOBAL ID:201902256840746104   整理番号:19A1814053

低分子干渉RNAデリバリープラットフォームとして酵素的に変換可能な表面を持つ自己集合ポリペプチドナノゲル【JST・京大機械翻訳】

Self-Assembled Polypeptide Nanogels with Enzymatically Transformable Surface as a Small Interfering RNA Delivery Platform
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資料名:
巻: 18  号: 12  ページ: 3913-3923  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1325A  ISSN: 1525-7797  CODEN: BOMAF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ナノメータサイズのゲル粒子またはナノゲルは,治療用高分子を送達する可能性がある。カチオン表面はナノゲルの細胞インターナリゼーションを促進するが,血液成分のような望ましくない静電相互作用は不安定性と毒性を引き起こす。ポリ(エチレングリコール)被覆は電荷を遮蔽するために使用されているが,これは送達効率を低下させる。合成における技術的困難さと分子量の制御は,生分解性高分子により被覆することができない。著者らの提案した溶液は,分岐した多糖類鎖で酵素的に官能化されたカチオン化ナノゲルであり,電荷を遮蔽し,安定性を増加させるシェルを形成する。内在性酵素による多糖類の生物分解はカチオン性電荷を曝露し,細胞インターナリゼーションとカーゴデリバリーを可能にする。この概念を試験し,マルトペンタオース官能化コレステリルポリ(L-リジン)ナノゲルを調製し,グリコーゲンホスホリラーゼとグリコーゲン分岐酵素を用いたタンデム酵素重合を用いて,分枝アミロース部分を付加し,CbAmyPLナノゲルを形成した。著者らは,CbAmyPLナノゲルを特性化し,マウス腎癌(Renca)細胞における低分子干渉RNA(siRNA)キャリアとしてのそれらの適合性を調べた。ナノゲルはα-アミラーゼによる分解後に陽性となる中性ζ電位値を有した。foser共鳴エネルギー移動は,ナノゲルがウシ血清アルブミンの存在下でもα-アミラーゼ曝露後でもsiRNAと安定な複合体を形成することを示した。α-アミラーゼの有無にかかわらずナノゲルは細胞毒性ではなかった。Renca細胞と単独で培養した場合,血管内皮成長因子(VEGF)に対するCbAmyPLとsiRNAとの複合体は,VEGF mRNAレベルを20%だけ低下させた。しかし,α-アミラーゼを添加すると,siRNA/ナノゲル複合体によるVEGF mRNAノックダウンは50%であった。著者らの知見は,酵素応答ナノゲルが治療的siRNAデリバリープラットフォームとして有望であるという仮説を強く支持した。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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製剤一般  ,  高分子固体のその他の性質 
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