抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】慢性萎縮性胃炎(CAG)の癌リスク評価におけるOLGIM分類システムおよび内視鏡的形態学的分類の価値を評価する。方法:286例のCAG患者を研究対象とし、患者の内視鏡形態学資料、生検病理学報告及びヘリコバクター・ピロリ菌(Hp)検査結果を収集し、すべての患者にOLGIM分類を行い、その発現と胃粘膜上皮内腫瘍転移/癌化の関係を分析した。結果:286例の患者のうち、26例が低悪性上皮内腫瘍を合併し、15例が高級上皮内腫瘍を合併し、20例が胃癌と診断された。内視鏡下で、286例の患者のうち225例(78.7%)が明確にCAGと診断され、38例が慢性浅表性胃炎、23例が粘膜隆起性病変、ポリープ様病変と誤診された。OLGIM0級、III級、IV級はそれぞれ19例、40例、86例、124例、17例であった。Spearman相関検査により、OLGIM分類と胃粘膜病変の悪性度との間に顕著な正の相関関係を認めた(r=0.342,P<0.001)。149例の患者はHp陽性で,137例は陰性であった。Hp(+)群の腸上皮化生発生率はHp(-)群より明らかに高かったが、Hp感染は腸上皮化生の程度、発生部位及び上皮内腫瘍転移/癌発生に明らかな影響を与えなかった。相関試験は,Hp感染とOLGIM分類の間に有意な相関がないことを示した(r=0.279,P>0.05)。内視鏡下顆粒型,灰白色型,浅陥凹型の3種類の形態はそれぞれ109例(38.11%),94例(32.87%),83例(29.02%)であった。3種類の内視鏡表現患者の胃粘膜の悪変発生率は明らかな差がなかったが、顆粒型患者のHp感染率と腸上皮化生の発生率は著しく高かった。結論:OLGIM等級分けシステムは胃癌発生リスクに対して比較的に良い予測価値があり、内視鏡下で異なる表現のCAGの悪変傾向に明らかな差がないが、粘膜表面がびまん性顆粒様変化を呈する患者のHp感染率、腸上皮化生発生率はもっと高い。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】