抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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n=2~22を有する中性Ag_n,カチオン性Ag_n+,およびアニオン性Ag_n-銀クラスタの幾何学的および電子的性質を,M06汎関数を有する密度汎関数理論(DFT)によって研究した。中性クラスタについては,n=7で平面から「空ケージ」構造への遷移が起こり,n=18では「空ケージ」,n=22では「二つのAg原子をもつケージ」となる。最低エネルギーAg_nクラスタに対して,Ag_8とAg_18は,閉殻原子価電子配置1S2/1P~6と1S~2/1P~6/1D~10により最低の分極率を示した。Ag_8の高い安定性はAg_9のAg_8プラスAg_1への小さな解離エネルギーとAg_8プラスAg_2へのAg_10クラスタに現れた。配置1S~2/1P~6/1D~10/2S2のクラスタAg_20はAg_21からAg_1への低い解離エネルギーとAg_2へのAg_22により安定である。n,Ag_10+(9価電子),Ag_16+(15価電子),Ag_22+(21価電子)をもつカチオン性クラスタはAg_1と閉殻Ag_9+(1S2/1P~6),Ag15+(1S2/1D~10/2S2),Ag21+(1S2/1P~6/1D~10/2S2)に解離する。奇数nでは,Ag_11+とAg_17+はAg_2と閉殻Ag_9+とAg_15+に解離する。アニオン性クラスタに対して,Ag_n-,凝集エネルギーE_cohおよび結合エネルギー(BE)は,安定なAg_7-およびAg_17-クラスタにより,n=7およびn=17で最大値を示した。n(n=8を除いて)さえも小さいAg_nクラスタ(n=4~11)はAg_1の損失に対して低い解離エネルギーを有するが,奇数nを有するものはAg_2の損失に対して低い解離エネルギーを有する。n=12~22に対して,すべてのクラスタはAg_1の損失に対してより低い解離エネルギーを有していた。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】