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J-GLOBAL ID：201902257919685397   整理番号：19A2000674

音が関わる化学 光音響分光法による光触媒反応の解析

著者 (1件)： 村上直也 (九州工大 大学院工学研究院)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 67  号： 8  ページ： 342-345  発行年： 2019年08月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光音響分光法は,光吸収によって生じた励起種(例えば,励起状態にある電子など)が基底状態に戻る際に放出される熱を,物質の熱膨張によって生じた圧力変化(音波)として検出する手法であり,音の大きさによって光吸収量を評価する。そのため,微粒子の分光測定の際に問題となる光散乱の影響を受けることなく,そのままの状態での測定が可能である。本稿では,光音響分光法の概要と,これを光触媒反応に適用した著者らの取り組みについて紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *光音響分光法 ,  *光触媒反応 ,  光吸収 ,  熱膨張 ,  圧力変動 ,  光散乱 ,  音波 ,  微粒子 ,  エネルギー変換 ,  光変調 ,  計測 ,  分解反応 ,  酸化チタン ,  懸濁液 ,  酸化 ,  退色 ,  紫外線照射 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： スペクトル測定 ,  その場測定 ,  光熱変換 ,  酸化チタン(IV) ,  酸化分解 ,  有機物分解

分類 (3件)： 分光法と分光計一般  (BD07041Q) ,  光化学反応  (CB08020F) ,  その他の光学的効果  (BM08040H)

物質索引 (1件)： メチレンブルー

引用文献 (7件)：

• 1) A. G. Bell, Am. J. Sci. 1880, 20, 305.
• 2) A. Rosencwaig, A. Gersho, J. Appl. Phys. 1976, 47, 64.
• 3) 光音響分光法とその応用-PAS,沢田嗣郎 編,学会出版センター,1982.
• 4) 光熱変換分光法とその応用,沢田嗣郎 編,学会出版センター,1997.
• 5) 例えば,N. Murakami, O. O. P. Mahaney, R. Abe, T. Torimoto, B. Ohtani, J. Phys. Chem. C 2007, 111, 11927.

タイトルに関連する用語 (5件)： 音 ,  化学 ,  光音響分光法 ,  光触媒反応 ,  解析