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J-GLOBAL ID:201902257970926253   整理番号:19A1777769

チロシン水酸化酵素への蛋白質結合としてのNT5DC2のナノLC-MS/MSによる同定: siRNAによるNT5DC2のダウンレギュレーションはPC12D細胞におけるカテコールアミン合成を増加させる【JST・京大機械翻訳】

Identification by nano-LC-MS/MS of NT5DC2 as a protein binding to tyrosine hydroxylase: Down-regulation of NT5DC2 by siRNA increases catecholamine synthesis in PC12D cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 516  号:ページ: 1060-1065  発行年: 2019年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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L-チロシンのL-DOPAへの変換を触媒するチロシンヒドロキシラーゼ(TH)はカテコールアミンの生合成における律速酵素である。α-シヌクレインと14-3蛋白質ファミリーメンバーの両方がTH分子に結合し,キナーゼによりそのN末端のリン酸化を調節し,触媒活性を制御することは良く知られている。本研究では,これら2つの蛋白質からの他の蛋白質がTH分子に結合するかどうかを調べた。ナノLC-MS/MS分析により,Dynabeads蛋白質G-抗TH抗体複合体と反応したPC12D細胞溶解物の免疫沈降物において,ハロ酸デハロゲナーゼ型(HAD)ホスファターゼのファミリーに属する5′-ヌクレオチダーゼドメイン含有蛋白質2(NT5D2)が検出された。驚くべきことに,NT5DC2は,脳におけるドーパミン活性の異常に関連する疾患である,統合失調症,双極性障害などの神経精神疾患に関与する遺伝子としての遺伝子として既に明らかにされているが,これらの疾患におけるNT5DC2の役割は不明のままである。したがって,TH分子に及ぼすNT5DC2の影響を調べた。siRNAによるNT5DC2のダウンレギュレーションは,PC12D細胞におけるカテコールアミン(ドーパミン,ノルアドレナリンおよびアドレナリン)の合成を増加させた。これらの増加はTHの触媒活性に起因する可能性があり,THの細胞内安定性によるものではなく,ウェスタンブロット法により評価したTHの細胞内含量はNT5DC2のダウンレギュレーションにより変化しなかった。まとめると,著者らの結果は,NT5DC2がTHの酵素活性を低下させることによりドーパミンの合成を阻害することを示す。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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酵素一般  ,  酵素生理  ,  細胞構成体の機能  ,  遺伝子発現  ,  神経系の疾患 
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