文献
J-GLOBAL ID:201902258079005452   整理番号:19A2808817

地震学的手法による南九州下のフィリピン海スラブとその周辺域の構造の推定

Estimation of the Structure of the Philippine Sea Slab and its Surrounding Area Beneath Southern Kyushu by Seismological Methods
著者 (10件):
資料名:
号: 62  ページ: 279-287  発行年: 2019年09月 
JST資料番号: S0431B  ISSN: 0386-412X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日向灘地震の発生過程や桜島や霧島などの火山へのマグマ供給過程の研究に寄与するため,南九州下のフィリピン海スラブ周辺域の地震学的構造をリニアアレイ観測,レシーバ関数解析およびトモグラフィ解析によって推定した。大陸モホ面は南部九州の中部から西部に明瞭であるが,東部のマントルウェッジ付近では不明瞭である。このことは,マントルウェッジにおいて海洋地殻から放出された起源流体の影響で地震波速度が低いことを示唆している。フィリピン海スラブ内の海洋モホ面は100~120kmの深さまで明瞭で,~60kmにおいて凸状に曲がっている。深さ10kmでは,霧島,桜島および開聞岳火山の近くに低速度異常が存在する。海洋地殻は深さ30~40kmで低速度を示すが,深さ50~60kmでは高速度を示す。これは海洋地殻のエクロジャイト化によって説明できる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地球内部物理学一般  ,  自然災害 
引用文献 (14件):
  • 上野 寛・畠山信一・明田川保・舟崎 淳・浜田信生(2002):気象庁の震源決定方法の改善-浅部速度構造と重み関数の改良-,験震時報,第65巻,pp.123-134.
  • 澁谷拓郎・平原和朗・上野友岳(2009):レシーバ関数解析による地震波速度不連続構造,地震,第61巻, pp. S199-S207.
  • Abe Y., Ohkura, T., Hirahara, K. and Shibutani, T. (2013): Along-arc variation in water distribution in the uppermost mantle beneath Kyushu, Japan, as derived from receiver function analyses, J. Geophys. Res. Solid Earth, Vol. 118, pp. 3540-3556, doi:10.1002/jgrb.50257.
  • Bostock, M. G., Hyndman, R. D., Rondenay, S. and Peacock, S. M. (2002): An inverted continental Moho and serpentinization of the forearc mantle, Nature, Vol. 417, pp. 536-538.
  • de Kool, M., Rawlinson, N. and Sambridge, M. (2006): A practical grid-based method for tracking multiple refraction and reflection phases in threedimensional heterogeneous media, Geophys. J. Int., Vol. 167, pp. 253-270, doi: 10.1111/j.1365-246X.2006.03078.x
もっと見る

前のページに戻る