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J-GLOBAL ID：201902258821552820   整理番号：19A1696531

2016年北海道豪雨における常呂川での噴砂発生要因に関する調査

INVESTIGATION FOR OCCURRENCE FACTOR OF SAND BOIL IN TOKORO RIVER DUE TO HOKKAIDO HEAVY RAIN DISASTER IN 2016

著者 (6件)： 森田大詞 (北見工業大学大学院 工学研究科社会環境工学専攻) ,  川尻峻三 (北見工業大学 工学部地球環境工学科) ,  川口貴之 (北見工業大学 工学部地球環境工学科) ,  渡邊康玄 (北見工業大学 工学部地域未来デザイン工学科) ,  田中悠暉 (北見工業大学大学院 工学研究科社会環境工学専攻) ,  古溝幸永 (国土交通省北海道開発局 網走開発建設部)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 4  ページ： I_1249-I_1254(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年北海道豪雨の際,常呂川では多数の噴砂が発生した.本研究では,この噴砂の発生要因を解明するため,発生した噴砂の規模と河川水位や河川縦断方向の土質との関連性について調べた.さらに,地盤調査によって噴砂が発生した周辺地盤の特性について把握した.その結果,裏のり尻から噴砂発生地点までの距離が大きくなるほど,噴砂の規模は小さくなる傾向にあることがわかった.また,噴砂より堤内側には行き止まり難透水性箇所と考えられる透水性の低いシルト質土層の分布が確認できた.さらに,表面波探査によって噴砂発生箇所に特徴的な地盤性状も把握できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *豪雨 ,  北海道 ,  *河川 ,  *噴泥 ,  縦方向 ,  地盤調査 ,  透水性 ,  シルト ,  探査 ,  水位 ,  速度
準シソーラス用語： 2016年北海道豪雨 ,  S波速度 ,  河川水位 ,  常呂川 ,  表面波探査

著者キーワード (4件)： sand boil ,  geotechnical investigation ,  soil profile ,  S-wave velocity

分類 (1件)： 河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (6件)：

• 1) (公社)土木学会 2016年8月北海道豪雨災害調査団:2016年8月北海道豪雨災害調査団報告書,2017.
• 2) 国土交通省関東地方整備局:第4回鬼怒川堤防調査委員会資料-堤防における漏水発生箇所の詳細調査報告-,2016,閲覧ホームページ URL:http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000642509.pdf (2017.1.6閲覧)
• 3) 森田大詞,川尻峻三,渡邊康玄,田中悠暉:河道水面下における表面波探査の適用性に関する基礎的研究,土木学会論文集B1(水工学),Vol. 73,No. 4,pp. I_547-I_552,2017.
• 4) 櫛山総平,前田健一,齊藤啓,西村柾哉,李兆卿,泉典洋:漏水・噴砂の動態に着目した河川堤防のパイピングの進行性に及ぼす地盤条件と水位条件,第4回河川堤防技術シンポジウム講演概要集,pp. 9-12,2016.
• 5) 笹岡信吾,上野俊幸,森啓年,中村賢人,福島雅紀,諏訪義雄:大型模型実験に基づく河川堤防におけるパイピング発達過程の考察,河川技術論文集,Vol. 23,pp. 417-422,2017.

タイトルに関連する用語 (6件)： 北海道 ,  豪雨 ,  常呂川 ,  噴砂 ,  発生要因 ,  調査