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J-GLOBAL ID:201902258973465334   整理番号:19A0615194

木質ラーメン構面内に構造用合板壁を設置した耐力要素の応力性状に関する研究

PROPERTIES OF WOODEN SEMI-RIGID FRAME WITH STRUCTURAL PLYWOOD WALL
著者 (7件):
資料名:
巻: 84  号: 755  ページ: 61-71(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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合板壁と木質ラーメンの構造特性に基づくいくつかの研究を行った。しかし,構造用合板で構成した木質ラーメンの複雑な挙動は,その構造設計法の確立を困難にした。木質ラーメンの継手には,半剛節性能を呈するという問題がある。したがって,建物の弾性設計における変形角の制限値である1/120ラジアンの必要剛性を満足することが難しい。この場合,木質ラーメンに耐力壁を組み入れることによって初期剛性を補うことが可能である。一般的に,独立壁フレームワークは木質ラーメンの中に設定される。合板をこのフレームワークに釘打ちする。それを半剛性フレームの柱に直接釘打ちすることができれば,フレームワークに支柱を置く必要が無く,設計過程はより費用対効果に優れたものとなる。構造用合板で構成した木質ラーメンの複雑な挙動のため,構造設計法を確立できない。本研究は,構造用合板を有する木質ラーメンの特性を試験によって明らかにし,その構造設計法を構築することを目標とした。本研究では,継手のためにラグスクリューボルト(LSB)を有する木質ラーメンを用いた。構造用合板を有する半剛性フレームの構造特性を,4種類の供試体に対する静的ラッキング試験を行うことによって推定した。4種類の供試体は以下の通りとした。すなわち,「Rigid」木質ラーメン;柱の外側縁に構造用合板壁を釘打ちした「Outside」木質ラーメン;柱の内部に構造用合板壁を釘打ちした「Inside」の木質ラーメン;および,「Wall-O」と「Wall-I」の構造用合板壁のみ。ナットは,20mmの空隙を満たすために使用した。これら供試体の構造モデルを単純化した。それぞれのLSBの底部にロードセルを設置し,引張側軸力を測定した。著者らは以下を調べた。すなわち,「Inside」が支点反力によって決定される「Outside」木質ラーメンの剪断-回転角曲線;「Wall-O」または「Wall-I」の荷重-回転角曲線を取ることによって「Inside」が見つけられる「Outside」の合板壁の剪断-回転角曲線。試験は,釘の位置に依存して剪断-回転角曲線には一定の差があることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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建築各部構造一般  ,  木構造 
引用文献 (18件):
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