文献

J-GLOBAL ID：201902259097234723   整理番号：19A2489233

軽質オレフィンへのn-ペンタン分解に及ぼす種々のゼオライト骨格のナノキャビティ効果 DFT計算と実験の組合せ研究【JST・京大機械翻訳】

Nanocavity effects of various zeolite frameworks on n-pentane cracking to light olefins: combination studies of DFT calculations and experiments

著者 (4件)： Thivasasith Anawat (School of Energy Science and Engineering, Nanocatalysts and Nanomaterials for Sustainable Energy and Environment Research Network of NANOTEC, Vidyasirimedhi Institute of Science and Technology, Rayong 21210, Thailand. [e-mail]) ,  Maihom Thana ,  Pengpanich Sitthiphong ,  Wattanakit Chularat
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 21  号： 40  ページ： 22215-22223  発行年： 2019年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： n-ペンタン接触分解プロセスから得られた軽質オレフィン(例えばエチレンおよびプロピレン)の生成物選択性のより良い制御は,科学的および石油化学工業的観点からかなりの注目を集めている。この文脈において,M06-2X/6-31G(d,p)密度汎関数計算を用いて,軽質オレフィンへのn-ペンタン分解の反応機構に及ぼすH-FER,H-ZSM-5,およびH-FAUを含む種々のゼオライト骨格のナノ空洞の影響に関する洞察を報告する。反応機構は次の2つの主要段階から成る。(i)n-ペンタンのプロトン化分解は,ペンタニウム中間体を形成する;(ii)中間体のエタン-プロピレンまたはエチレン-プロパンへの解離。軽質オレフィンの生成物分布を制御する重要な反応経路は,プロピレン(P)またはエチレン(E)のいずれかを選択的に生成できるペントニウム中間体の解離に関連し,制御可能なP/E比をもたらす。H-FER,H-ZSM-5,およびH-FAU上でのプロピレン生産のそれらと比較したエチレン生成の活性化エネルギーの差は,それぞれ6.7,5.0,および0.5kcal/molであった。H-ZSM-5およびH-FAUと比較して,H-FER上でのこれら2つの経路の活性化エネルギーのより高い差異は,エチレン-プロパンと比較してエタン-プロピレンの好ましい生産がより顕著であることを意味する。したがって,H-FERのようなより小さい細孔ゼオライトが,実験的観察と一致して,エチレンに対するプロピレンの高い生産比をもたらすと結論することは合理的である。Copyright 2019 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 生成物分布 ,  接触分解 ,  活性化エネルギー ,  反応経路 ,  *アルケン ,  反応機構 ,  プロトン化 ,  細孔 ,  ZSM-5 ,  中間体
準シソーラス用語： 密度汎関数計算 ,  *ナノキャビティ ,  *軟質 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： アルケン  (CF03030T) ,  合成鉱物  (CD01040K) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E)

物質索引 (2件)： プロピレン ,  エチレン

タイトルに関連する用語 (11件)： 軽質 ,  オレフィン ,  n-ペンタン ,  分解 ,  ゼオライト ,  骨格 ,  ナノキャビティ ,  DFT計算 ,  実験 ,  組合せ ,  研究