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J-GLOBAL ID:201902259106622393   整理番号:19A1642257

磁場の存在下での陽子ビームの線量測定のためのEBT3放射性クロム膜の特性評価【JST・京大機械翻訳】

Characterization of EBT3 radiochromic films for dosimetry of proton beams in the presence of magnetic fields
著者 (12件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 3278-3284  発行年: 2019年 
JST資料番号: A1258A  ISSN: 0094-2405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:放射性クロム膜線量測定は光子および陽子ビーム治療における品質保証のために広く使用されている。これまで,GafchromicTM EBT3膜は,将来の磁気共鳴(MR)に基づく治療システムで使用される強い候補として現れる。磁場の存在下でのGafクロミック EBT3膜の応答は異なるMR-ライナック系に対して既に取り組まれている。しかし,プロトン治療のための膜応答と較正曲線に及ぼす外部磁場の影響の詳細な評価はまだ報告されていない。本研究は,将来のMR粒子治療システム(MRPT)のための正確な線量測定ツールとしてのEBT3膜の実現可能性を調べるために,1Tまでの磁場強度に曝された臨床陽子ビームに対するEBT3膜の線量応答を決定することを目的とした。【方法】B=0,0.5,および1Tの磁場強度を通過する陽子ビームに対して,EBT3膜の線量測定特性を研究した。吸収線量較正と測定は,62.4~252.6MeVの公称エネルギー範囲で臨床陽子ビームを用いて行った。照射は,双極子研究磁石の中心に置いた自家開発PMMAスラブファントムを用いて行った。GATE/Geant4ツールキットを用いたモンテカルロ(MC)シミュレーションを行い,ファントム中の陽子ビームにより蒸着されたエネルギーに及ぼす磁場の影響を予測した。3Dボックス立方体照射からの計画および測定線量を比較し,外部磁場の有無にかかわらず,EBT3膜を用いた線量測定法の精度を評価した。結果:平均画素値も正味光学密度に対しても,10Gyまでの線量に対して外部磁場(B≦1T)の存在により,いかなる有意な偏差も観測されなかった。赤チャネルに対する用量-反応曲線は,場のない場合とB=1Tに対する3パラメータ関数に適合し,両方の場合に対して,R-2乗係数は1で,ほぼ同一のフィッティングパラメータを示した。磁場とは独立に,EBT3膜はBraggピーク領域において8%の高い応答を示し,粒子治療に対する以前に報告された効果と同様であった。EBT3膜の消光効果に及ぼす磁場強度の顕著な影響は観測されなかった。結論:磁場領域における陽子ビームに対するEBT3膜の詳細な吸収線量較正を初めて行った。結果は,EBT3膜が将来のMRPTシステムの線量測定のための魅力的な解決策であることを示した。プロトンに対する膜応答関数は磁場強度により影響されないので,磁場領域における粒子ビームの曲げにより誘起される線量測定効果を評価するための更なる研究に用いることができる。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用画像処理  ,  腫ようの放射線療法  ,  線量計測・計測器  ,  人体の汚染及び防止 

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