文献

J-GLOBAL ID：201902259208205490   整理番号：19A2149032

SECIモデルにプロジェクトを創造的に進める「羅針盤機能」はあるか?

著者 (1件)： 安部博文 (電通大 産学官連携セ)
資料名： ナレッジ・マネジメント研究  (Journal of Japanese Knowledge Management)
号： 15  ページ： 45-59  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： L3920A  ISSN： 1345-0158  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・イノベーションを生み出す過程を知の変化という視点で動的に分析できるSECIモデルが過去に起こった事例の説明だけでなく,進行中のプロジェクトの羅針盤として機能するかを検証。
・SCEIモデルを応用して作成した調査票を用い,プロジェクトメンバーに各モードの視点で活動を振り返らせる調査を定期的に行ったところ次の方向が変化する効果を確認。
・プロジェクト責任者がSECIモデルを念頭に置いた知の巡りのマネジメント活動を行うことで実サービスの提供に至ることができ,形式化された知の蓄積と再利用にも貢献。
・プロジェクトが大きい場合に羅針盤の働きがプロジェクトの一部にとどまるので,SECIの羅針盤機能はプロジェクトのスコープと関係があり,スコープを超えると発揮されにくいと考察。

シソーラス用語： *プロジェクト管理 ,  プロジェクト ,  *経営管理 ,  技術革新 ,  モデル ,  運転管理 ,  経営者 ,  リーダシップ ,  *経営戦略
準シソーラス用語： SECIモデル ,  イノベーション ,  運用管理 ,  責任者

分類 (2件)： 工程管理  (KB03030P) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (6件)：

• 赤羽雄二(2016)『ゼロ秒思考 行動編』ダイヤモンド社。
• 安部博文(2016)『SECIモデルは実際の活動の羅針盤として有効に機能するか:電気通信大学における100周年プロジェクトで分析する』ナレッジマネジメント研究第14号,63-78ページ。
• 植木英雄 et al.(2011)『知を創造する経営』文眞堂。
• 野中郁次郎,勝見明(2015)『全員経営:自律分散イノベーション企業 成功の本質』日本経済新聞出版社。
• Nonaka, I. and H. Takeuchi (1995) The Knowledge Creating Company, New York : Oxford University Press. (野中郁次郎・竹内弘高,梅本勝博訳(1996)『知識創造企業』東洋経済新報社)

タイトルに関連する用語 (4件)： SECIモデル ,  プロジェクト ,  創造 ,  羅針盤