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J-GLOBAL ID：201902259357873988   整理番号：19A1750320

リュウキュウマツにおける時期別線虫接種試験について(II)-6月接種と7月接種の検討-

著者 (5件)： 玉城雅範 (沖縄県森林資源研究セ) ,  松永孝治 (森林研究・整備機構 森林総合研 林木育種セ 九州育種場) ,  栗田学 (森林研究・整備機構 森林総合研 林木育種セ 九州育種場) ,  倉本哲嗣 (森林研究・整備機構 森林総合研 林木育種セ) ,  渡辺敦史 (九大 大学院農学研究院)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 72  ページ： 99-102  発行年： 2019年03月28日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リュウキュウマツにおいて抵抗性評価に適切な接種検定時期を検討するために,6月と7月に線虫接種を行った。その結果,6月接種,7月接種ともに4週目までに健全率を大きく低下させていたが,6週目以降は緩やかに健全率が低下していた。その要因は,各接種月ともに,4週目までに成長期を迎え,蒸発散量が高まる中で,線虫接種による線虫の侵入及び増殖,高温や降雨による水分供給の少なさ等により,水分ストレスからキャビテーションが起こり,健全率を低下させたと考えられるが,6週目以降はマツ側の生理的な防御応答が影響している可能性がある。各接種月の健全率を各調査週で比較した結果,4週目以降6月接種の健全率が7月接種の健全率に比べ統計的に有意に低くなっていた。家系毎の健全率を接種月間で比較した結果,順位相関が認められたため,6月接種と7月接種のどちらの接種月でも抵抗性の評価ができる可能性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *マツノザイセンチュウ ,  *マツ属 ,  試験 ,  接種 ,  森林害虫 ,  *耐虫性 ,  応答 ,  生体防御 ,  接種試験 ,  防御応答 ,  *Pinus luchuensis ,  *ハリセンチュウ下目 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： *リュウキュウマツ

分類 (3件)： 線虫による植物被害  (FC04073L) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (14件)：

• 我如古光男 (1974) 森林防疫 264 : 4-6
• 気象庁 (2018 a) 気象庁ホームページ気象観測データ. URL : http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=91&block_no=47940&year=&month=&day=&view= (2018年11月6日利用)
• 気象庁 (2018 b) 気象庁ホームページ. URL : https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu01.html (2018年11月6日利用)
• Hirao T et al. (2012) BMC Plant Biology 12 : 13
• 国吉清保 (1974) 森林防疫 264 : 2-4

タイトルに関連する用語 (4件)： リュウキュウマツ ,  線虫 ,  接種試験 ,  接種