抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・現在ドイツはエネルギー政策として脱原発や脱石炭を進めているが,それら現状を根源的に理解考察する上での1960年代西ドイツのエネルギー転換史料分析を報告。
・石油利用の拡大による石炭余剰化,濃縮ウランのアメリカ限定調達による原発建設の加速,石油化学進展といった戦後西ドイツのエネルギー環境を概観。
・西ドイツの石炭産業調整とフランスの世界的視野エネルギー資源管理に対する分析など,西ドイツとフランス間で行われた共通政策議論に伴うメモランダムの完成を報告。
・資源地域への直接アクセスの可能化,エネルギー供給地域の分散,海上輸送の地形的・経済的な安全保証,共同体内備蓄といったエネルギーの安定供給に関する分析を報告。