抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1948年以降に発生したEl Ninoに対し,極東域が暖冬になった事例と寒冬になった事例に分類し,それぞれで季節ごとにコンポジット解析を行った。その結果,冬のコンポジットでは,暖冬時と寒冬時には西太平洋とインド洋のSST偏差に違いが見られた。西太平洋では,暖冬時には有意な負のSST偏差が見られるが,寒冬時には振幅が小さく有意性もない。秋のコンポジットでは,暖冬前のインド洋では正のダイポールモードが見られる。それに対し,寒冬前ではダイポールモードが見られない。以上より,El Nino時における冬季極東域への異なる影響に対応する西太平洋及びインド洋のSST偏差パターンが分かった。(著者抄録)