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J-GLOBAL ID：201902260337719911   整理番号：19A2352546

ポリブチレンテレフタレートの熱分解反応のスピントラッピング解析【JST・京大機械翻訳】

Spin-Trapping Analysis of Thermal Degradation Reaction of Poly(butylene terephthalate)

著者 (4件)： Sono Masayo (Faculty of Materials Science & Engineering, Kyoto Institute of Technology, Japan) ,  Kinashi Kenji (Faculty of Materials Science & Engineering, Kyoto Institute of Technology, Japan) ,  Sakai Wataru (Faculty of Materials Science & Engineering, Kyoto Institute of Technology, Japan) ,  Tsutsumi Naoto (Faculty of Materials Science & Engineering, Kyoto Institute of Technology, Japan)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 50  号： 1  ページ： 254-263  発行年： 2017年01月10日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱分解中の短寿命ラジカル中間体を検出するために,ポリ-(ブチレンテレフタレート)(PBT)とそのオリゴマを溶液キャスティング法によりスピントラッピング試薬,2-メチル-2-ニトロソプロパン(MNP)をドープした。PBTの場合,室温から200°Cまでの段階的加熱と130°Cでのアニーリング中に,電子スピン共鳴(ESR)分光法により2種類のスピン付加物を観測した。ESRスペクトルは,異方性成分と同様に超微細結合定数(hfcc)a_N≒0.8mTをもつ等方性3線信号を示した。これらの付加物は10~5mol/Lのオーダーで存在した。等方性成分は,ベンゾイルラジカル,~・CO-φから独自に生じるように帰属された。異方性成分をESR分光法と高速液体クロマトグラフィー-エレクトロスプレイイオン化質量分析(HPLC-ESI-MS)により,安息香酸n-ブチル(BB),フタル酸ジ-n-ブチル(DBT),重水素化DBT(d-DBT)などの低分子量モデル化合物を用いて注意深く調べた。新しく観測されたESR成分,DBTに対する6つの線およびd-DBTに対する9つの線を,それぞれα-炭素ラジカル,-O-CH-および-O-CD-に帰属した。これらのスピン付加物の存在も,MS分析(プロトン化イオンとして)によって直接確認された。PBTの熱分解は,低温(110°C)でのPBTのα-メチレン基からの水素引き抜きにより始まり,その後のエステル結合のβ-切断による主鎖分解を伴うと結論した。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 低温 ,  異方性 ,  オリゴマ ,  焼なまし ,  プロトン化 ,  *熱分解 ,  *ポリブチレンテレフタレート ,  水素 ,  付加物 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  ドーピング ,  重水素化 ,  等方性
準シソーラス用語： 主鎖 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (4件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  高分子と低分子との反応  (CG03020L) ,  重合触媒,重合開始剤  (CG04070V) ,  共重合  (CG04030D)

物質索引 (1件)： ベンゾイルラジカル

タイトルに関連する用語 (3件)： ポリブチレンテレフタレート ,  熱分解反応 ,  解析