抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・東日本大震災による被災3県における産業構造の変化についての検討。
・復興施策により被災3県の建設需要が増加し,生活産業分野の復旧が実現,生産額の維持・増加には建設業に代わる産業の復興が必要。
・生産活動では,宮城県の鉱工業生産指数が大きく回復,半導体の生産回復が寄与しており,生産能力の向上を通じ復興に寄与。
・被災3県における廃業は,従業者数が多い特化産業(農林水産業)で目立ち,従業者数の減少と人口移動が産業構造を変化。
・2014年度以降,全体的に廃業企業数(特に小規模事業所の廃業)が減少し,資本金1,000万円以上の中規模事業所の開業が増加。
・第三次産業関連では,小売り店舗数の増加に加え,観光客(特に,外国人観光客)が増加。
・農林水産業,食品製造業のシェア低下し,宮城県と福島県の食料品工業生産指数は震災前の水準に至らないが,農地や水産加工施設は復興事業により復旧。
・岩手県と宮城県の食品製造業の事業所規模が拡大,生産規模の大きい事業所数の増加に伴い,「外から稼ぐ」産業の復興に期待。
・被災3軒の産業特性と課題に併せた継続的な支援が必要。