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J-GLOBAL ID：201902260757513517   整理番号：19A1089262

リフティングスキームによる複素数離散ウェーブレット変換の高速化に関する研究

Speeding Up of the Complex Discrete Wavelet Transform by Using Lifting Scheme

著者 (5件)： ZHANG Zhong (豊橋技術科学大学機械工学系) ,  嶋末昂祐 (豊橋技術科学大学機械工学系) ,  嵐悠也 (豊橋技術科学大学機械工学系) ,  戸田浩 (豊橋技術科学大学機械工学系) ,  秋月拓磨 (豊橋技術科学大学機械工学系)
資料名： Journal of Signal Processing (Web)  (Journal of Signal Processing (Web))
巻： 23  号： 2  ページ： 55-74(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0425A  ISSN： 1880-1013  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リフティングスキーム(LS)は離散ウェーブレット変換(DWT)の高速計算法の設計を可能にすることは良く知られている。しかし,残念ながら,LSはコンパクトなサポートを持つウェーブレットにのみ採用できる。例えば,有名な正規直交ウェーブレット基底であるMeyerウェーブレットは,コンパクトなサポートを持たない。さらに,複合離散ウェーブレット変換(CDWT)は,多くの信号処理応用に対して安定で有用であるが,その虚数部は,コンパクトなサポートを持たないウェーブレットから構成される。したがって,これらの解析のためにLSを採用することはできない。本研究では,コンパクトなサポートを持たないか否かに関係なく,すべての正規直交ウェーブレット基底に対するLSフィルタの設計法を提案した。著者らは,MeyerウェーブレットとDaubechies6ウェーブレットを用いてCDWTに対して提案した方法を採用し,それらの定常解析と高速計算速度を確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *方式 ,  *ウェーブレット変換 ,  離散系 ,  *高速計算 ,  信号処理 ,  虚数 ,  定常解析
準シソーラス用語： *リフティング方式 ,  *離散ウェーブレット変換

著者キーワード (10件)： 複素離散ウェーブレット変換 ,  リフティング方式 ,  計算量 ,  Daubechies6ウェーブレット ,  Meyerウェーブレット ,  複素離散ウェーブレット変換 ,  リフティング方式 ,  計算量 ,  Daubechies6ウェーブレット ,  Meyerウェーブレット

分類 (1件)： 信号理論  (ND02020G)

引用文献 (13件)：

• [1] R. L. Allen and D. W. Mills: Signal Analysis, IEEE Press, 2004.
• [2] I. Daubechies: Ten Lectures on Wavelets, SIAM, Philadelphia, 1992.
• [3] 榊原 進: ウェーブレットビギナーズガイド, 東京電機大学出版局, 1998.
• [4] S. G. Mallat: A Wavelet Tour of Signal Processing, Academic Press, New York, 1999.
• [5] 戸田 浩,章 忠,川畑 洋昭:最新ウェーブレット実践講座:入門と応用:信号の基礎から最新理論まで,ソフトバンククリエイティブ,2005.

タイトルに関連する用語 (5件)： リフティングスキーム ,  複素数 ,  離散ウェーブレット変換 ,  高速化 ,  研究