文献

J-GLOBAL ID：201902261873921712   整理番号：19A0146933

量子効果で10倍以上の磁気熱電効果を室温で実現

著者 (2件)： 酒井明人 (東大) ,  中辻知 (東大)
資料名： クリーンエネルギー
巻： 28  号： 1  ページ： 34-38  発行年： 2019年01月10日 
JST資料番号： L1693A  ISSN： 0918-7510  CODEN： KUENE9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・導入コストの高さ,材料に含まれる毒性元素,材料の脆弱性等により実用化されていない熱電変換素子による新熱電発電技術として磁性体における異常ネルンスト効果を紹介。
・キュリー温度約420°Cで広い温度範囲で強磁性体の立方晶ホイスラー化合物Co₂MnGaにおいて室温で従来最高起電力の10倍以上の約6μV/°Cを観測。
・本化合物で巨大な異常ネルンスト効果が現れる理由をモットの式等を用いたホール伝導率の量子力学的解析で説明。
・本機構では熱流方向垂直発電のためテープ化など熱源に沿った大面積発電が可能となり,各種排熱を利用した高出力化,薄膜化電源としての期待大。

シソーラス用語： 室温 ,  熱電素子 ,  熱電発電 ,  *強磁性体 ,  *ホイスラー合金 ,  コバルト合金 ,  マンガン含有合金 ,  ガリウム含有合金 ,  *熱起電力 ,  電気伝導率 ,  金属間化合物 ,  *Nernst効果 ,  Hall効果 ,  ホイスラー化合物 ,  Hall導電率
準シソーラス用語： Hall伝導率

分類 (2件)： 熱電デバイス  (NC03090J) ,  金属結晶の電子伝導  (BM03033M)

タイトルに関連する用語 (2件)： 量子効果 ,  室温