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J-GLOBAL ID：201902262042207315   整理番号：19A1167360

リチウムイオン蓄電池の経済性推定モデルの検討

An Examination about Economic Efficiency Estimation Model of Lithium-ion Batteries

著者 (5件)： 有馬理仁 (大和製罐株式会社) ,  有馬理仁 (立命館大学大学院理工学研究科電子システム専攻) ,  LIN Lei (立命館大学大学院理工学研究科電子システム専攻) ,  福井正博 (立命館大学大学院理工学研究科電子システム専攻) ,  島田幸司 (立命館大学経済学部)
資料名： エネルギー・資源学会論文誌(Web)  (Journal of Japan Society of Energy and Resources (Web))
巻： 39  号： 3  ページ： 11-20(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1583A  ISSN： 2433-0531  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 再生可能エネルギーの導入は,低炭素社会を実行するために進められている。特に,太陽光発電エネルギーの増加は顕著である。結果として,正味電力需要が昼間に減少し,夕方に急激に増加する傾向があり,それは,「Duck-Curve現象」と呼ばれ,太陽光発電出力の変動によって引き起こされる送配電系統の不安定化である。この問題を解決するために,仮想発電所は解決策の一つとして計画されており,分散協調型の蓄電池を用いたバッテリーアグリゲーションは技術要素の一つと考えられている。蓄電池の有力候補の一つはリチウムイオン電池である。バッテリーアグリゲーションの利益を最大にするためには,実時間で劣化を診断し,リチウムイオン電池のコスト有効性を推定する必要がある。リチウムイオン電池と電池管理システムの運転中に実施可能な診断法の便利な技術を見出した。分散協調型の蓄電池の最適なシステム運転に寄与するために,この技術に基づくリチウムイオン電池の新しいコスト有効性指標を提案した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *経済性 ,  *経済モデル ,  太陽光発電 ,  電力需要 ,  出力 ,  送電系統 ,  配電系統 ,  発電所 ,  分散協調処理 ,  エネルギーコスト ,  指標 ,  不安定性 ,  性能評価 ,  電力変動 ,  コスト評価 ,  仮想発電所 ,  送配電系統 ,  低炭素社会
準シソーラス用語： 出力変動 ,  *推定モデル

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (19件)：

• 1) 経済産業省; 長期エネルギー需給見通し , http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150716004/20150716004.html
• 2) A. Even, J. Neyens, A.Demouselle; Peak shaving with batteries, IEEE CIRED, vol.5 (1993), 5.17/1-5.17/6.
• 3) P. Denholm, M. O’Connell, G. Brinkman, J. Jorgenson; Overgeneration from Solar Energy in California: A Field Guide to the Duck Chart, National Renewable Energy Laboratory Technical Report, NREL/TP-6A20-65023, (2015).
• 4) 三菱総合研究所; 平成28年度新エネルギー等導入促進基礎調査(ソーラーシンギュラリティの影響度等に関する調査), 経済産業省資源エネルギー庁委託調査報告書, (2017 年)
• 5) P. Keli, S F. Scuster, J. Wilhelm, J. Travi, A. Hauser, R C. Karl, A. Jossen; Calendar Aging of Lithimu-Ion Batteries, J. Electrochem. Soc, 163, 9, (2016), A1872-A1880.

タイトルに関連する用語 (3件)： リチウムイオン蓄電池 ,  経済 ,  推定モデル