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J-GLOBAL ID:201902262122163318   整理番号:19A2739193

西日本における高密度モウソウチク林分の樹冠蒸散量に対する間伐の効果

Effects of thinning on canopy transpiration of a dense Moso bamboo stand in Western Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 285-291  発行年: 2019年 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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・竹類は人間活動と密接に関係し,植生水分サイクルを含む生態系動態に影響する。
・本稿では,樹液流測定に基づいて高密度,非管理(すなわち,間伐無し)モウソウチク林分の樹冠蒸散量(Ec)に対する間伐の効果を評価した。
・調査区域(すなわち,一次間伐)において夏中の稈の45%を非選択的に間伐した。
・翌春中に,多くの新しい稈がこの区域で発生し,稈の比較数は減少した(すなわち,二次間伐)。
・一次間伐後に,平均林分樹液流(Js)は所与潜在的蒸発量(Ep)の約60%だけ増加し,間伐林分のEcは前間伐条件の90%に達した。
・翌年の二次間伐後に,当年度稈のJsは所与Epにおいて前間伐のそれの2倍以上に達し,一方,古い稈のJsは前間伐条件レベルに再び減少した。
・全体のEcは全間伐条件の78%であった。
・これらの結果により,高密度モウソウチク林分の中程度間伐がEcに対する主影響要因でなく,強度間伐が竹類林分からの水損失制御のために必要なことを示した。
・間伐後の竹類林分における水利用の相対的非感受性は個々の稈の水利用の動的変動のためであった。
・これらのプロセスは稈が構造的であり,生理学的に相互接続している竹類のクローン性と関係していると推定された。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林生物学一般  ,  伐木,造材  ,  植物生理学一般 

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