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J-GLOBAL ID：201902262233646426   整理番号：19A0298801

油中粒子数濃度と粒径による潤滑システムの早期異常検出と故障診断の手法の研究(農業用排水ポンプ設備の故障事例を用いた検討)

A Study on Methods for the Early-Stage Detection of Abnormal Symptom and the Failure Diagnosis of Lubrication Systems by the Concentration and Size of Particles in Oil (A Case Study of the Failure of Agricultural Drainage Pump Facilities)

著者 (3件)： 安部田泰 (トライボテックス) ,  伊藤耕祐 (日本大 工) ,  國枝正 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： ターボ機械  (Turbomachinery)
巻： 47  号： 2  ページ： 91-100  発行年： 2019年02月10日 
JST資料番号： S0391B  ISSN： 0385-8839  CODEN： TKAICZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 潤滑解析は発電所の状態監視と診断のための有効な方法である。この方法は,灌漑・排水応用のポンプにおいてはまだ試行段階である。潤滑油をサンプリングし,18年間動作中の排水ポンプのための二つのギアボックスから2011年から2014年にかけて潤滑油を毎年分析した。粘度は異常に低く,油中の粒子数濃度,C_Npは2012年では高かった。Fe濃度,C_M(Fe),および大きな粒子のC_Npは2013年には著しく増加した。疲労摩耗に特有な粒子が油中に見出されると,2014年にギア歯の破壊が発見された。故障診断に対しては,C_NpとC_M(Fe)の基準が必要であり,摩耗粒子の観察が有用である。異常症状の早期発見に対しては,各粒径範囲におけるC_Npの増加率を監視することが有用である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *排水ポンプ ,  *監視 ,  *故障診断 ,  早期 ,  検出 ,  *潤滑油 ,  *濃度 ,  *粒子 ,  *粒径 ,  潤滑系機器 ,  ポンプ場 ,  *設備保全 ,  農業
準シソーラス用語： 状態監視 ,  異常検出 ,  粒子数濃度 ,  潤滑システム ,  農業用排水ポンプ ,  *設備診断 ,  摩耗粒子

分類 (1件)： ポンプ,各種揚水装置  (QD05030P)

引用文献 (25件)：

• 農林水産省農村振興局,農業生産基盤の整備状況(2017) http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/nousin/bukai/h27_7/pdf/siryou3.pdf.
• 水間啓慈・國枝正・森丈久,農業用揚排水機場の整備補修記録に基づくポンプ停止要因分析,農業農村工学会論文集,No.292(82-4)(2014),85-91.
• 日本トライボロジー学会,トライボロジーハンドブック(2001),798-799,801-803,806-809,852.
• 椎原裕美・岡本和之・黒澤忠彦,滑り軸受け状態監視の計測・解析・診断技術,日本マリンエンジニアリング学会誌,44(2)(2009),19-27.
• 小田将広・吉良耕一・岡本謙,低速回転転がり軸受診断技術の開発と実設備検証結果,第11回評価・診断に関するシンポジウム(2012),69-72.

タイトルに関連する用語 (13件)： 油 ,  粒子数濃度 ,  粒径 ,  潤滑システム ,  早期 ,  異常検出 ,  故障診断 ,  手法 ,  研究 ,  農業 ,  排水ポンプ ,  設備 ,  故障