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J-GLOBAL ID:201902262563097735   整理番号:19A0343818

平成30年北海道胆振東部地震による土砂災害

Sediment-related disasters induced by the 2018 Hokkaido Eastern Iburi Earthquake
著者 (25件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 54-65  発行年: 2019年01月15日 
JST資料番号: G0196A  ISSN: 0286-8385  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2018年9月6日に北海道胆振地方東部を襲ったマグニチュード6.7の大地震(2018年北海道胆振東部地震)は多数の地すべりを引き起こした。この地すべりは,厚真町,安平町,むかわ町の丘陵地域(400km2)に稠密に分布しており,その全面積は13.4km2に達した。日高幌内川の中流域で発生した大規模な深層崩壊を除いて,全ての地すべりは浅い地すべりであった。本地域は樽前火山などから噴出した降下火砕堆積物によって覆われ,強い地震衝撃がそれらの浅い地すべりを引き起こした。いくつかの浅い地すべりは比較的穏やかな斜面(<15°)で発生した。谷地形に沿って滑動した浅い地すべりは,非谷地形に沿って滑動したものより長距離を移動している傾向があった。浅い地すべりが稠密に発生した流域において,全流域面積に対する地滑り地域の面積比は過去の地震被害と比較して非常に大きく,流域が高度に荒廃していることを示唆している。これらの調査結果に基づいて,被害地域における二次災害を防止し,火山地帯における地震による地滑り災害に対する対策と研究を推進するための視点を提案した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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自然災害 
引用文献 (18件):
  • 防災科学技術研究所 (2010): 地すべり地形分布図, 第46集「札幌・苫小牧」, J-SHIP Map, http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/?ls=1¢er=140.7879680,39.94777349&zoom=12, 参照2018-09-28
  • 古川竜太・中川光弘 (2010): 樽前火山地質図, 産業技術総合研究所地質調査総合センター
  • 石川芳治 (1999): 地震による土石流の発生に関わる地形・地質条件, 砂防学会誌, Vol.51, No.5, p.35-42
  • 気象庁 (2018): 平成30年9月地震・火山月報(防災編), 163pp.
  • 喜多耕一 (2018): 「この地図は地理院地図平成30年北海道胆振東部地震正射画像をトレースした地図です」, https://github.com/koukita/2018_09_06_atumatyou, 参照2018-11-01
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