文献

J-GLOBAL ID：201902262716954956   整理番号：19A0666770

多官能ベンゾオキサジンの最近の進展

Recent Advances in Multifunctional Benzoxazines

著者 (2件)： 古川信之 (佐世保工高専) ,  竹市力 (豊橋技科大)
資料名： ネットワークポリマー論文集  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 40  号： 2  ページ： 97-105  発行年： 2019年03月10日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 2433-3786  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ベンゾオキサジン環を有する熱硬化性樹脂は,合成方法,反応性および特性に関する詳細な研究が行われている。これらは,加熱により開環架橋反応が進行し,ネットワーク構造を形成する。この樹脂は,加熱により開環架橋反応(硬化反応)が進行し,フェノール性水酸基と三級アミノ基を構造中に有するネットワークを形成する。また,これらは,低硬化収縮性,耐熱性,難燃性等のさまざまな特性を有することが報告されている。さらに,主鎖中にベンゾオキサジン環構造を有するベンゾオキサジンオリゴマーが開発され,それらの特性について報告されている。本稿では,二官能性ベンゾオキサジン(BXZ)および,主鎖中にベンゾオキサジン構造を有する多官能ベンゾオキサジンオリゴマー(oBXZ)の反応性および硬化物特性について概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *フェノール樹脂 ,  *架橋【高分子】 ,  ネットワーク構造 ,  収縮 ,  耐熱性 ,  難燃性 ,  *ポリベンゾオキサジン

分類 (1件)： その他の高分子の反応  (CG03040H)

引用文献 (57件)：

• 1) T. Takeichi and N. Furukawa,“Epoxy Resins and Phenol-Formaldehyde Resins,” Comprehensive Polymer Science, 2nd ed., Volume 5, Polycondensation and Polyaddition, Elsevier(2012).
• 2) X. Ning and H. Ishida, P. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem., 32, 1121-1129(1994) .
• 3) 竹市 力,小宮 巌,高山雄二,強化プラスチック,43,109(1997) .
• 4) H. Ishida and Y. Rodringuez, Polymer, 36(16) , 3151
• 5) H Ishida and H. Y. Low, Macromolecules, 30, 1099- 1106(1997) .

タイトルに関連する用語 (2件)： 多官能 ,  進展