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J-GLOBAL ID:201902263310750040   整理番号:19A1640954

インターロイキン10発現を増強することによりマウスにおけるコラーゲン誘発関節炎を相乗的に抑制するシロスタゾールおよびセレコキシブによる多標的ベースの共治療【JST・京大機械翻訳】

Multitarget-based cotreatment with cilostazol and celecoxib synergistically suppresses collagen-induced arthritis in mice by enhancing interleukin-10 expression
著者 (10件):
資料名:
巻: 73  ページ: 461-470  発行年: 2019年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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シロスタゾールは強力な抗炎症効果を発揮し,COX-2特異的阻害剤セレコキシブはNSAIDsの不満足なプロファイルを改善する。コラーゲン誘発関節炎(CIA)におけるシロスタゾール治療に対するセレコキシブの抗関節炎の可能性を評価し,シロスタゾールおよびセレコキシブ共治療の作用におけるインターロイキン(IL)-10の関与を明らかにすることを目的とした。RAW264.7細胞と10μMシロスタゾールおよび0.3μMセレコキシブとの共処理は,RANK mRNAおよび蛋白質レベルのRANKL誘導増加を相乗的に抑制した。RANKLの存在下で5日間培養すると,破骨細胞形成遺伝子(OSCAR,DC-STAMPおよびカテプシンK mRNA)のRANKL刺激発現およびRANK mRNAの発現は著しく上昇した。さらに,これらの遺伝子発現は,RANKのそれを含み,シロスタゾール(10μM)およびセレコキシブ(0.3μM)との共処理により有意に抑制された。加えて,この共処理は,RANKLが誘導するNFATc1蛋白質とTRAP活性(重要な破骨細胞形成因子)を強くダウンレギュレートし,これらのダウンレギュレーションは,IL-10中和抗体で細胞を前処理することにより有意に抑制された。さらに,M-CSF/RANKLの存在下で培養したC57BL/6マウスから得た骨髄由来単球による破骨細胞形成および広範な吸収ピット形成の増加は,シロスタゾールおよびセレコキシブ共処理により著しく抑制された。結果として,DBA/1J CIAマウスにおける後肢足の厚さは,シロスタゾール(10mg/kg/日)およびセレコキシブ(5mg/kg/日)共処理により有意に減少した。これらの結果は,CIAマウスにおける軟骨枯渇および骨びらんの相乗的抑制および関節炎スコアの減少を伴った。結論として,これらのマウスにおける血清IL-10レベルはシロスタゾール及びセレコキシブ共処理により顕著に増加したが,血清IL-1βレベルの上昇は顕著に減少した。低用量シロスタゾールとセレコキシブによる共治療は,相乗的抗関節炎の可能性を確実にする可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  細胞生理一般  ,  生体防御と免疫系一般 

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