抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2011年3月11日,日本における東北地震と津波(東日本大震災としても知られている)の時に,その日における学校教師の判断と行動が,学校の子供と学生の安全性に大きな影響を与えたことがよく知られている。学校における防災教育と防災対策の改善は,教師自身における防災のより良い知識だけでなく,意識の改善を必要とする。一方,日本の学校における教育レベルでは,教師の仕事率は,無償な作業によって非常に忙しく,過剰な作業負荷を減らす必要性を示すストレス関連の問題があった。これらの状況に基づいて,防災教育と防災対策に関する教師の訓練をより効果的に行うことが重要であることが指摘できる。本研究では,各県における教師訓練の実態を適切に理解し,成功事例を見出すために,より良い教師の訓練を実践的に行うための研究を行った。また,日本における教育の各都道府県に対する上記の目的に関するアンケート調査を行った。これらの調査の結果,以下の知見を得た。厳しい災害の歴史を持つほとんどの県と,危険な南海トラフ/巨大断層帯にある県が,アンケート調査に応答した。これらの地域はタイプA,BおよびC1(地震リスクによる)と分類される。これらの地域では,県が防災と準備対策を講じなければならないという法律がある。研究の間,災害の最近の歴史がない日本におけるそれらの県(タイプC2)は,アンケート調査に応答しなかった。研究により,ほんの少しの県が,すべての教師に対する災害軽減と準備を組織化したことも分かった。「新たに指定された教師のための訓練」と「中レベルの教師のための訓練」(いわゆる「10年の再発訓練」)のようなプログラム下で,すべての教師を完全に準備し訓練するこれらの県でさえ,すべての教師は参加しない。これは,すべての教師の参加が日本の法律の下で強制的であるという事実にもかかわらない。学校の校長および副校長である教師の中でも,全員が必要な訓練に参加しているわけではない。もう一つの問題は,訓練が往々にして講義を聞いている間に受動的に座っている参加者を含んでいることである。少数の県は,災害想像ゲーム(DIG)/避難所運営ゲーム(HUG)のような能動的な実践的訓練プログラムを保持している。(翻訳著者抄録)